【育児】ペンギンとにゃんにゃん

全国的に猛烈な寒波の到来で、私の住む普段は温暖な瀬戸内の街にも雪が降り積もりました。

 

これは2歳の息子に人生初の雪を体験させるチャンスだ!と思い、朝から張り切って外に連れ出しました。

 

親としては「ヒャッハー!!これが雪かァァァァ!!白くて冷たくてなんかよくわからんけど面白いゼェ!!!」みたいなテンションになるかなと思っていたのですが、実際はそこら一面に落ちてるなにやら白くて眩しい物体を訝しげにしげしげと眺め、少し手に取り「うわっなにこれ冷たっ!冷たいしなんか手濡れてるし快か不快かと言われたら不快!」とでも言ってるようなリアクションをとった後、二度と自ら雪に触れることはなかったのです。ヒャッハー!!となっていたのは親の私(33歳)だけでした。

 

しかし息子をよく観察してみると、初めて歩くはずの凍結した地面の上を、滑ることなくテクテクと歩いているのです。例えるならペンギンのように足の裏を地面と水平になるように下ろし、接地する面積を最大限にして上手に進んでいきます。人生で何度か雪を経験しているはずの私より遥かに歩くのが上手いのです。幼い子供ならではの歩き方が、この環境では功を奏していました。

そんな息子の歩き方を私も真似して、ペタペタとペンギンのように歩きながら、なんとか転けることなく公園に辿り着きました。

 

公園でしばらく遊んだ後、帰る道中に、側溝の蓋?に積もる雪を見て、息子が立ち止まり、指を差しながら「にゃんにゃん!にゃんにゃん!」と言い出します。

「にゃんにゃん?溝の中に猫でもいるのかな?」と思い、息子が指差す場所を見ると

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かわいい足跡がついていました。

 

この足跡が猫なのか犬なのかはたまた別の生き物なのかはわからないですが、彼なりに想像を働かせて「にゃんにゃんの足跡や!」と思ったんだろうなと、子供の成長を感じて、なんだか凍てつく寒さを忘れるほど胸の奥がグッと熱くなりました。

 

初めての雪を経験した息子に、色々学ばされ感じさせられた大寒波の日でした。

 

(まずは敬体で書いてみましたが、明日は常体になっているかもしれません。自分の中でしっくりくる書き方に辿り着くまで大目に見てやってください)