私は子供の頃から、毎年誰もやりたがらない(休みの日も世話をしにいかなければならないため)いきものがかりに自ら立候補するほど動物が好きで、アラサーになった今でも見慣れない野生動物に出会すと心が躍るし、名前がわからない動物はその特徴を検索窓に入れてすぐにググる癖がある。
今朝、今日の天気はどうかなー?とカーテンを開けると、ベランダにムクドリより少し大きめな、黒くてふくふくした、クチバシがオレンジ色の見かけぬ鳥がいた。
なんだ!この子は!!!
すぐにスマホを取りに行き、写真を撮ろうとするも、近くの電線に飛び移り、上手に撮れないままどこかへ飛び去ってしまった。
早速記憶を頼りに「黒い鳥 冬 くちばしオレンジ」などと入力し、画像検索をかける。
まず見つけ出したのが「ハッカチョウ」という鳥だった。
画像はWikipediaより拝借。
Wikipediaにはヒヨドリと同じくらいの大きさだと書いていた。でもこんなに脚が逞しくなかった気もするし、頭に鶏冠(とさか)もなかった気がする。
そこでまた調べ直したところ、私が見た鳥にそっくりな鳥を見つけた。
またしてもWikipediaより拝借。
限りなくこの子に近い!脚もこんな感じで華奢だったぞ!
名前は「クロウタドリ」
Wikipediaにはこんな説明が書かれていた。
(以下コピペ)
ヨーロッパ全土、アフリカの地中海沿岸から中近東、インド、中央アジア南部、中国東南部、オーストラリア東南部、ニュージーランドに生息する。ヨーロッパ西部では留鳥として通年見られるがロシアや中国では夏鳥である。オーストラリア、ニュージーランドの個体は人為的に持ち込まれたものが増えたと思われる。
日本では旅鳥またはまれな冬鳥として、北海道から沖縄県まで記録があり、特に西表島や与那国島での記録が多い。
(コピペ終了)
え、ヨーロッパの鳥?(だいぶん広範囲に生息しているが)
まれな冬鳥とな?しかも西表島や与那国島で記録が多いってことは、瀬戸内海に面した関西の町で見れるのは非常にレアだったのではないか!?(さっき見た鳥がクロウタドリで正解なのなら)
そんなレアな鳥がヨーロッパからはるばる我が家のベランダに来てくれたんだとしたら、なんてありがたいことなんだ!
そんなん言うてよ!はよ言うてよ!「僕たちは旅の者です。ヨーロッパからはるばるやって来ました」とでも言うてくれたら、家にある小魚ピーナッツ(私と息子のおやつ)でもご馳走するやん!あとせっかくなので日本食(節分用の豆)もあるのでどうぞ!お口に合うかわかりませんが!やっぱり祖国ではラムレーズンなどオシャンティーな食べ物ををお召し上がられてたんでしょうか!?教えてシルブプレ!ポルファボール!
真相はハッキリわからないが、そんな想像を膨らませながら、また来てくれないかな〜とベランダを眺める。
そういえば、こないだ近くの公園で息子と遊んでいると、巨大な白黒の鳥が3羽ほど電柱にとまり、カタカタカタ…と鳴いていたので写真を撮った。
なんとコウノトリだった(わかりにくい写真ですみません)
どうやら兵庫県豊岡市で繁殖させ、野生に帰したコウノトリらしい(近くで観察してたマダムが教えてくれた)
こんな住宅街に堂々といるのね〜。
レアな生き物を見れたらテンションあがっちゃうし、なんだか幸せを運んできてくれたような気がする。そのうちいいこと起こるかも!