【料理と節約】手作りポテトの美味しさたるや

我が家は全員ポテト好きである。

私は妊娠中のつわりの際に、マクドのフライドポテトしか食べられなくなった時期があったし、夫は生協のチラシにメガクランチという冷凍のポテトが掲載されてると絶対に買おうとするし、息子は友達の家に遊びに行った際に、机の上にあったポテトを大人の隙をついて勝手に食べていた(本当にごめんなさい)し、全員がポテトに関するなにかしらの弱めのエピソードを語れるくらいポテト好きなのだ。それが面白いかどうかは置いといて。

 

脂質と糖質と塩分の塊という、現代人にとって避けたい栄養素TOP3のみでできているのがこのフライドポテト。ついでにカロリーもバカ高い。まさに悪魔的な食べ物が故に、その爆発的な美味しさと何度も食べたくなる依存性はもはや麻薬である。

 

こんなもん(こんなもんって言うな)をしょっちゅう食べていては、経済的にも健康的にも負担がかかる。最近マクドナルドは値上げを発表したし、アラサーの私の胃袋は日に日に脂っこい食事がもたれるようになってきた。

 

そこで、たまにじゃがいもが安く手に入ったときに、自分でフライドポテトを作るようになった。料理の研究家リュウジ氏の「至高のフライドポテト」のレシピは、とても簡単な工程にも関わらず、市販のフライドポテトと変わらないかそれ以上に美味しいのだ。


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リュウジ氏はニンニクを一緒に揚げているが、うちはあまり常備していないので、じゃがいもオンリーで作ることが多い。それでも充分美味しいし、この間はじゃがいもが足りなかったのでさつまいもを一緒に揚げたら、そちらもめちゃくちゃ美味しかった。

月並みな表現だが、外はカリカリ、中はほくほく。塩加減も自分で調節できるし、油もキッチンペーパーでしっかり落としてから食べるので、市販のフライドポテトより胃もたれしなくなった。

 

重ねて嬉しいのが、使用する油が少なくて済む点だ。昨今の物価上昇で油の価格もかなり値上がりしており、ドバドバ使いたくない私のような節約主婦にはありがたいレシピなのだ。私は更に、残った少量の油を別の日の野菜炒めなどに再利用する。一度芋を揚げた油は、ほんのり芋の旨味を感じて美味い(と思っている)。これが今流行りのサステナブル

 

我が家では、リュウジ氏の至高のフライドポテトを作るようになってから、外食やテイクアウトを買う機会がめっきり減った。以前はわんぱく飯を求めてしょっちゅう「今日は外食にしようよ〜」と言っていた夫が、手作りポテトで満足してくれるようになったのだ。これは料理担当者としてやり甲斐を感じるし、家計管理をする身としても非常にありがたい。

 

このレシピに出会ってから、ポテト好き我が家のエンゲル係数に反比例するかたちで幸福度がぐーんと上がったような気がする。大袈裟じゃなく!ガチで!(ところでガチのガチってなにからきてるんだろうか?ガチンコ?ガチンコファイトクラブ?)

ポテト好き家族がいるけど毎回外食するのもな〜という皆さん、このレシピ本当におすすめです!