昨年の11月息子の5歳の誕生日に、愛知県にあるレゴランドに行き、年末は夫の実家に帰省する際に、和歌山にあるマリーナシティへ。先週は幼稚園の代休と夫の平日休暇が重なったので、東条湖おもちゃ王国へ行ってきた。
節約志向の我が家にとっては毎月のペースで遊園地へ行くなどとんだ豪遊行為なのだが、現在5歳の息子にとって、レゴランドやおもちゃ王国などは今が最適齢期であり、もう数年すれば「USJの方がいい」などと言い出しかねないので、低年齢向けの遊園地や施設は今のうちしか行けない場所なのだ。
現に息子は、全ての幼児が必ず通ると言われているアンパンマンに一切ハマらなかったので、地元神戸にある「アンパンマンミュージアム」には一度も足を運ぶことなくその適齢期を過ぎてしまった。興味がなくても行ったら行ったで楽しいのだろうが、親としては子供が本当に行きたがっている場所に連れて行ってあげたい気持ちがあるため、一向に足が向かなかったのだ。
何を隠そう息子は「大のトイレ好き」という非常にニッチな趣味があるので、レゴランドは同じ愛知県内にある「INAXライブミュージアム」に行くついでに寄ったのだが、ほとんどの乗り物が息子くらいの幼児向けに作られているので、閉園まで非常に楽しく遊びまわっていた。アトラクションの待機列の端にレゴが置いてあり、ブロックやパズル好きな息子は待ち時間も退屈せずに過ごせていた。また、レゴで作られた日本や世界の名所のジオラマも見応えがあり、息子も食い入るように見ていた。
帰りも「楽しかった!また行きたい!」と目をキラキラさせて言っていたので、親としてはまた息子をここに連れてこようという義務感が生まれた。子供が生まれるまではほとんど自分の為だけに生きていたが、今では子供が喜ぶことは(時間とお金と体力が許す限り)なんだって叶えてあげたいという利他的な気持ちで生きているし、そのためにする苦労は厭わないとさえ感じる。
マリーナシティでは時間があまりなかったので二つほどしかアトラクションに乗らず、息子も物足りなさそうだったので、おもちゃ王国では家族全員フリーパスを購入し、お昼前から閉園までみっちり遊び倒した。ただ、序盤にバイキング(デカい船がブランコみたいに左右に揺れるアトラクション)に乗ってしまい、それがめちゃくちゃ怖かったらしく(私と夫もかなり怖かった)以降ジェットコースターなどの少し激しめの乗り物に一切近寄らなくなってしまった。そのため、ゴーカートに5回くらい乗る羽目になったが、自分で運転するのが楽しいらしく、毎回初めて乗るような新鮮なリアクションをしてくれて、親冥利に尽きた。子供が喜ぶなら、スタッフさんの目が気になりつつも同じアトラクション何度も乗るぜ。

(父ちゃんが一人でジェットコースターに乗るのを不安そうに見守る息子)
閉園時間になり蛍の光が流れ、おもちゃ王国を後にするとき、周りも息子と同じくらいの年齢のお子さんを連れた家族ばかりで「あぁ、この場所は本当に今しか来れない場所なんだな」と思うと、途端に切ない気持ちになると同時に、この場所がものすごく尊い空間に感じた。別に大きくなっても子供が行きたがれば一緒に来ればいいが、それも小学生の間までだろう。
そう考えるとアンパンマンミュージアムやレゴランド、おもちゃ王国などの幼児向けの施設は、人生の中のほんの限られた時間しか行けない場所なんだな。思い返せば私も子供の頃、今は亡き「ポートピアランド」や「宝塚ファミリーランド」やおもちゃ王国の前身の「東条湖ランド」に連れて行ってもらったことを思い出した。我が家は本当に裕福じゃなかったが、それでもお金がかかる遊園地にときどき連れて行ってくれていたのは、私の親も、我が子が幼くかわいい間の時間を尊く思い、大切にしていてくれたのかもしれない。
子供の成長と共に、その期間限定でしか行けない場所。お金も時間も体力もかかるけど、たまにはそういう場所で思い切りあそんで、かけがえのない思い出をたくさん作っていきたい。