【日記】些細な喜び収集家

先日参列した結婚式で頂いたカタログギフトから選んだ、家庭用プラネタリウムが届いた。プラネタリウムと言っても、北半球で観測できる星座を壁に投影するシンプルなものだが、これが息子に大ヒット。

寝る前に寝室の電気を消して、壁に投影したところ「すごーい!きれーい!」と大喜び。特に絵が変わる訳でもないが飽きることなく一時間ほど見続けていた。

いい加減寝かせたかった私は「また明日もしようねー」と言いながらプラネタリウムを消すと、もっと見たいと大号泣。宥めて寝かせるのにかなり手を焼いた。

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最近は慣れてきて、20分ほどですんなり消させてくれるようになった。猫好きの息子は「やまねこ座」がお気に入りで、やまねこ座を見つけることを毎日の楽しみにしているようだった。今ではプラネタリウム本体のことを「やまねこちゃん」と呼んでいる。なんで?

 

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↑前回のブログに登場した、息子を可愛がってくれるマダムに頂いたチューリップの球根。去年の年末に夫が家の花壇に植えてくれていたのだが、それが今朝、ひとつ開花していた。

小さくてかわいい、黄色のチューリップ。

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全部で10個ぐらい植えているので、これからどんな色の花が咲くのか楽しみ。今までアパート暮らしだったから、お花とかガーデニングにあまり興味がなかったのだけれど、今こうやって実際自分たちで育ててみると、球根時代からときどき水をやったり雑草を抜いたりとお世話してきた分、綺麗に花を咲かせてくれたのを見た瞬間の愛おしさたるや。手塩に掛けて育ててきたお花、めちゃくちゃ可愛い。

34年生きてきて初めて、お花を育てることの楽しさがわかった気がするし、これを趣味にするとかなり精神衛生も清潔に保たれるのではないかと思った。だからガーデニングが得意なマダムや夫は、いつも朗らかで優しく、周りの人から愛されてるんだ。いつも腹にマグマのような物を抱えている私もそうなりたい。おれ、おはな、そだてる(悲しきモンスターか)

 

 

今日はもともとあった予定が諸事情により延期になったため、家族で隣町までドライブして、ちょっとした山に登ってきた。軟弱者なのでガチ登山は無理だが、こういうすぐ近くに車を停められて普通の格好でパパッと登頂できる小高い山は大好きだ。気軽に行って帰って来れる程よい自然、最高。

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帰りは私が運転したのだが、走行中に救急車のサイレンが聞こえたので、車を道路の端に寄せて停止させる場面があった。救急車が横を走り去った時に、反対車線に同じように停止していた三菱デリカに乗っていたサングラスをかけたお兄さんが、すれ違いざまに「グー!」みたいな感じで親指を立てて微笑んでくれたのも嬉しい出来事だった。

「俺たちナイス判断!」って意味なんかな。ありがとうお兄さん。お兄さんの小粋なジェスチャーのおかげで、これからも安全運転を心がけようと思えたよ。きっとあのお兄さんは運転上手なセーフティードライバーに違いない。私もそうなりたい。おれ、どうろこうつうほう、まもる(悲しき一般運転者)

 

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【節約】頂きもので生きている

先日、八朔が大好きだという記事を投稿したところ、それを読んでくださった知り合いの方から八朔をたくさん頂いた。夫のお母さんがそれを送ってくれたのだが、一緒に珍しいジャガイモや調味料などを同梱してくれた。本当にありがたい。

 

いつも息子を可愛がってくれて仲良くしてくれるご近所のマダムの娘さんからは、お子さんのお下がりのプラレールの頂いたという話を投稿した先日。

 

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マダムは会うたびにご自身が育てている家庭菜園の野菜をくれたり、自分のお子さんやお孫さんが使わなくなった物を「よかったら持って帰って」と譲ってくれる。過去にはそろばんやミニギターを譲って貰った。

今日もマダムに会いに行くと「片付けしてたら使ってない地球儀が出てきたの。今度貰ってくれない?」と声を掛けてくれた。ちょうど最近カタログギフトを貰って、地球儀を注文しようかと思っていたところだったので、めちゃくちゃタイムリー。マダムのおうちも片付くし、ゴミも減ってエコだし、今すぐじゃなくても息子が興味を持ってくれたら知識も付くし、みんなWin-Winだ。私は人から何か貰うときは「なんか申し訳ないなぁ」と思ってしまう質なのだが、最近は「送り主が不要なもの且つこちらが必要としているもの」なら心の底から感謝し、有難く頂くことにしている。

前の持ち主に大切に使われた物なら中古でもなんの抵抗もない。なんならヴィンテージって感じがして、愛おしさすら感じる。まだまだ使えるものは手入れして大切に伝承するのだ。

 

この間は、一人暮らしの母から、ダイニングテーブルと椅子を引き取った。私が小学生の頃から四半世紀以上使っているものである。団地の狭い6畳の部屋にギッチギチで置かれていたダイニングセット。家具にこだわりのあった母。当時20万円ほどで買ったという。

 

デザインとか椅子の布の柄が気に入ってなかったので、正直引き取りたくなかったのだが、母の家から運んで来てくれた業者の方が「これはいい家具ですねぇ。状態もいいし、ときどきワックスとか掛けてあげたら一生ものだと思いますよ!」と褒めてくれ、夫も「なんか部屋の格が上がった気がする」と言ってくれた。その言葉でなんだか急に愛おしく感じだしたダイニングセット。第三者の言葉で一気に考えが覆る薄っぺらい人間、それが私。

 

それにしても、こうやって人からのご厚意で日々生きられていると思う今日この頃。優しくしてくれる周りの人や、身の回りにある物に感謝し、大切に関わっていきたいし、息子にもその気持ちを伝承していきたい。

 

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【育児】イワシの骨事件

その日は夫が夜勤で翌朝まで帰ってこない日だったので、早めに夕飯を済まそうと息子と食事をし始めたのが17時過ぎ。

味噌おにぎり、納豆、きのことわかめの味噌汁、冷奴と、こないだ賞味期限間近で割引されていた冷凍のイワシのフリッターをチンしたもの。夫が夜勤の日の夜はこんな感じの手抜きメニューを息子と食べる。

 

一緒に食べ始めてしばらく経ったころ、突如息子が「痛いー!」と口に入っていたものを全て吐き出しながら大泣きし始める。

どうしたのか聞いたところ「お魚の骨が喉に刺さった」のだと言う。大人の私は全く気にせずかみ砕いて食べていたのだが、確かにフリッターには極細の骨が含まれていた。

慌てて洗面所に連れていき、うがいをさせるが、全然取れないようで「痛いー!痛いー!」と泣き止まない。口の中を見てもなにも見えないので、喉の奥に刺さっているのだろうか。

 

時計を見ると17時半。近くの耳鼻咽喉科が開いてるか調べたところ、その日は定休日か診察終了になっていた。18時半まで開いてる耳鼻科が一駅先の距離にあったので、今から診てもらえるか電話をすると「混んでいるのでかなり待ってもらうことになると思いますが、18時半までに来てもらえたら診察します」とのことだったので、大泣きする息子を車に乗せ、ナビに耳鼻科の住所を入れ急いで病院に向かう。

 

車内でずっと息子が「痛い痛い」と大泣きしていて焦っていた私。ナビがあるとは言え、外はもう暗く土地勘のない場所なうえに、道中一方通行が多すぎて道に迷ってしまった。10分くらいロスしたがなんとか18時半までに耳鼻科に辿り着き、車を停めてふと気が付く。

 

「あれ?息子全然泣いてないし、機嫌も悪くないぞ?」

 

泣き疲れて冷静になったのだと思い、静かな息子を連れ受付を済ませ待合室の椅子に座る。そこには20人ほど患者さんがいた。これはかなり待つことになるぞ…と覚悟していたのも束の間、すぐに名前を呼ばれた。緊急性があると見てすぐに通してくれたのだろう。

 

ところが、診察室の椅子に座った息子は「魚の骨が刺さったんだって?アーンしてお口の中を見せてくれるかな?」と優しく接してくれるお医者さんに対し「嫌にゃん、帰る」と言い出す。

 

「もう痛くない、おうち帰る」

更に続ける息子。え、もしかして私が道に迷ってる間に既に骨取れてた?

 

「取れたの!?一応口の中を診させてね!…ほんとだ、何も見当たらないね…イワシの骨なら細いから自然に取れたのかもしれないね。よかったね。もうおうちに帰っていいからね」と、花粉症やら風邪やらが流行っているシーズンで相当忙しいだろうにとっても優しい先生。

他の患者さんより優先してもらって診てもらったので申し訳ない気持ちになり「ありがとうございました。お忙しいときにお騒がせしてすみません…」と頭を垂れながら息子を抱えて診察室を後にしようとすると、看護師さんが追ってきて「よかったら吸引して帰ってね。これ、頑張ったからガチャガチャも回してね」とコインをくれ、なにやら煙がもくもく出るシーシャのような機械の前に案内された。

(私は病院に疎いため、この機械が何か解らず、シーシャという俗な表現をしてしまうことをお許しいただきたい)(関係ないけどこないだ東京行ったときに友達に連れられて人生初のシーシャバーに行きました)(なんの報告)

 

とりあえずシーシャのような機械に繋がったホースの先端からもくもくと出る煙を「こんな感じでいいんかな…」と不安になりながら息子の鼻に近づけるが、全くその煙を吸おうとせずそっぽを向いてしまう。シーシャの周りには誰もスタッフの方がいなかったので、シーシャはほどほどにして、隣のガチャガチャマシンにコインを入れ、息子と回す。鳥の形のかわいらしい消しゴムが出てきた。

閉院間際にやってきて、優先して貰ったにも関わらず、結局何の異常もなかった我々に嫌な顔一つせず、それどころか優しく接してくれた上にシーシャ(ちゃうて)やガチャのサービスまでしてくれるなんて…

清算を終えた頃にはすっかりこの耳鼻科のファンになり、今度息子の耳垢を取ってもらうときにはここに来ようと思った。遠いけど。そして私は帰りも道に迷った。

 

何事もなくてよかったけど、息子と二人きりのときにこういう事態に陥ったら本当に寿命が縮まる思い。しばらく魚はシラスと缶詰くらいにしとこう。

 

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【日記】ラリラーの結婚式

先日、ラリラー(中学からの友達グループ)の一人の結婚式に参列してきた。

 

当時通っていた中学は相当荒れていて、私たちの一つ上の代なんてヤンキーだらけだったので、その学年の先輩が一人もいない女子卓球部に目を付けた我々は、仲の良い友達に声をかけ、卓球部に入部した。彼女もその一員だった。

そんな理由で入部したもんだから、我々の中に卓球に対するモチベーションなど存在せず、三年の先輩が引退してからと言うもの、部活中に漫画を持ち込んで読んだり、コント大会を開催したり、ダイエットと称して顧問の提示した練習メニューを無視して学校の外を走りに行ったり、当時流行っていたT.a.t.u.の曲に変な振り付けを付けて踊ったりと好き勝手していた。顧問の先生もとても寛大な人で、一つ上の学年の凶悪な荒れ具合に比べたら、我々の素行など可愛いもんだったようで、全く咎められることなく平和で楽しい青春を過ごせた。

(そんな温厚な顧問をブチギレさせた事件はこちら)

 

そんなやる気のなかった我々に転機が訪れたのが2年生に進級したとき。新入部員の中に家が卓球教室のスーパーエリートが入部してきたのである。碌に練習していなかった我々は彼女とのレベルの違いに衝撃を受け、先輩としての威厳が全くないことに焦りを感じ、それからはまともに練習に取り組むようになった。

最終的に最後の引退試合では団体戦で市でベスト何位(覚えていない)個人戦でもそこそこの成績をおさめることができた(ような気がする。忘れかけてるけどなんか表彰された記憶があるからまあまあよかったんだろう、ということにしている)。

 

そんな経験を共にした卓球部のメンバーを始めとするラリラーとは卒業後もしょっちゅう地元で集まったり、みんなで旅行に行ったりと今でも仲が良い。成人してから地元の公園で全力かくれんぼをしたり、誰が一番気持ち悪い変顔ができるか写真を撮って競い合ったりと常軌を逸した言動を行う集団と言うのがラリラーの名前の由来であるのだが、そんなラリラーは就職や結婚出産で離ればなれになった現在も、年に一度は何かしら集まる機会を設けている。私は連絡がマメじゃないので、毎回率先して声を掛けてくれるラリラーには感謝の意でいっぱいだ。

 

今回の結婚式も、友達が招いてくれたお陰で(都合がつかず来れない人もいたけど)ラリラーが一同に会することができた貴重な機会となった。友達の花嫁姿はそれはそれは美しく、プリンセスが映画の中から出てきたかと思うくらい。部活中に家からスラムダンクを全巻持参し真剣に読み続けていた彼女は、今や美しいキャリアウーマン兼花嫁兼プリンセスとなっていた。後光が差すくらい眩しかった。素敵な旦那さんと末永くお幸せに!

 

よく結婚式に招かれた人が幸せのお裾分けをしてもらったと言うが、私は幸せのシャワーを頭から浴びせてもらったような気がした。キラキラを浴びて己の汚い部分が浄化されたような気分。やっぱり自分を含め周りの大好きな人たちが幸せでいてくれることが、人生の幸福度に大きく寄与しているんだろうな~。

 

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【育児】プラレールは突然に

一年ほど前に夫の弟さんが息子にトーマスとプラレールのセットをプレゼントしてもらったのが、息子のプラレールとの出会いだった。が、当時二歳の息子はまだ上手に線路を繋げていくことができず、すぐに「きぃー!!」と癇癪を起してしまい、ほとんど遊ぶことはなかった。

ところが三歳になった今、手先が器用になり、ようやくプラレールの楽しさを享受できるようになったらしく、家の中にいる大半の時間プラレールで遊んでいる。

 

最近では家にある線路だけでは彼の思うように作れなくなってきているようだったので、好きなように曲げられる背骨みたいな線路を買ってあげたら大喜びして、さらにプラレール熱に拍車がかかっていくのが見て取れた。

(背骨みたいな線路↓)

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プラレール売り場に行っても、走る電車本体には興味がないようで、線路ばかりを買ってほしいとねだる息子。今日も家の近所のイオンのプラレール売り場で、短い線路が9本入っているセットを指さし「あれが欲しいなの」と言うので、普段は財布の紐が固い私も「400円だし、線路なら頭使うしいいか」と思って購入。

息子は大喜びで線路を握りしめ、普段ならすぐ「だっこ~」と言って歩かなくなる帰路も、早く遊びたい一心でチャキチャキ歩いていた。

 

道中、息子を可愛がってくれる仲良しのマダムの家の前を通った時、ちょうど庭の手入れをしていたマダムとその娘さんがいたので挨拶をすると「あら、プラレール持ってるね、好きなの?私の子供たちが遊ばなくなったのが家にあるから、よかったらもらってくれない?」と娘さん。

プラレール!?ほしいなの!!」と即座に目を輝かせる息子。私も「捨てる予定ならぜひ譲ってください」とお願いし、ありがたく受け取ることに。

 

その後家からバケツ一杯分ほどのプラレールをもってきてくれた娘さん。息子はキャッキャッと大喜び。

「ずっと放置していて埃被ってるから遊ぶ前に洗ってあげてね」とのことだったので、家に帰りさっそくお風呂で水洗いし、一刻も早く遊びたい息子と一緒に一つずつタオルで拭き上げた。

 

一気に手持ちの倍の量に増えたレールに感無量の息子は、その後昼ご飯の時間になっても自分の部屋で延々と遊んでいた。ときどき「見て見て!プラレールですごいもの作ったなの!」と先に昼食を食べている私を呼びに来る。

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無秩序に繋ぎ合わされているため、どう考えてもそっちにはトーマス行かんだろうみたいなルートがいくつもあるが、それでも3歳児が自分で考えて作った線路だと思うと感慨深いものがある。

本人曰く「世界の国のいろんな線路」らしい。ただ線路を繋げているだけかと思ったら、エリアごとに国が違うらしい。ただ単に線路を繋げているだけじゃなく、頭の中でその周りの風景を想像したりして色々頭を使ってるんだな。

やっぱりプラレールって、世代を越えて愛される良いおもちゃだわ。

 

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【育児】幼児語は病をも治す

日に日に喋るようになってきた息子。だけどまだまだちゃんと言えなかったり、たどたどしい単語が多く、それがとても可愛くて毎日和んでいる。

 

お母さん→ちゃあちゃん

滑り台→すれびだい

シャボン玉→しゃぼんまま

ハサミ→はしゃみ

リビング→びびんぐ

一緒にしよう→いっしょにするなの

ちょうだい→ほしいなの

ジュースが飲みたい→ジュースのむなの

3時→える(時計の針がLの形になることから)

 

などなど、たどたどしい言葉遣いが可愛くて和む。

 

ここ最近は毎日耳と眩暈の薬を服用してる私を見て、食後に必ず「ちゃあちゃん、おしゅくりのんだ?」と聞いてきてくれる。お薬がちゃんと言えなくて「おしゅくり」になってしまうのも可愛いが、私がちゃんと薬を飲んでいるか気にかけてくれるのも可愛いし嬉しい。

この間、朝起きた時に眩暈がひどく、リビングのソファでしばらく天を仰いでいた私を見た息子は「ちゃあちゃん、おめめぐるぐるなの?おしゅくりのむなの!」と言いながら、自ら踏み台を持ってきて棚の上に置いてある薬を取って持ってきてくれた。

なんと可愛く慈悲深いんだ息子よ。その言動が尊くて、薬を飲む前から眩暈が収まってしまったよ。我が子が特効薬。親バカにつける薬なし。

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「せいびしさん!」と言いながらおもちゃの車をドライバーで解体しようとしている息子

 

 

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【ただの日記】HASSAKU愛

果物の中で一番好きなのは「八朔(はっさく)」だ。子供の頃から柑橘類は好きなのだが、中でも八朔が群を抜いて好きだ。

あの爽やかな香りと果肉の瑞々しさと、酸っぱさと甘さと渋みの絶妙なバランスが、たまらない。味はもちろんだが、香りが好きすぎる。ここ数年キンモクセイの香りの日用品を見かけるようになったが、そろそろ八朔もデビューさせてあげたらいいのに。熱心な八朔ファンはここにいます。

 

なんか時代劇の脇役にいそうな名前もいい。重要人物の左腕ポジションにいそうな名前な気がする。水戸黄門で言うところの助さんあたり。ちょっと軟派だけど仕事はきっちりするできる家臣みたいな。佐々木八朔。きっとイケメンに違いない。

 

そんな愛する八朔が、先週の休みに寄った道の駅で売っていたので、思わず購入した。

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大好きな果物だが、普段あまりお目に掛かることがなかったので手元にやって来たのは数年ぶり。そのためすっかり忘れていたのだが、八朔は皮が固いうえに、中身もまあまあ頑丈な房になっているため、素手で剥くのは極めて困難である。

そういや実家にいたとき「柑橘剥き器」みたいなアイテムを使っていたな。二種類のカッターがドッキングされたアイテムで、プラスチック製のカッターで表皮を剥き、カッターナイフの様な部分で中の房の皮を切り裂くと、とてもきれいに剥けたはず。それを駆使して我が家ではよく八朔やらデコポンやらの防御力の高い柑橘類を食べていたのを思い出す。

 

早く八朔を食べたくて仕方ない私は、包丁で剥く方法を模索する前に近所の100均へ向かう。

さすが天下のキャンドゥ様。とてもスタイリッシュな剥き器が売ってました。

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なんとラス1。あぶねぇ、あと一歩遅かったら剥き器を求めて近所のスーパーを練り歩くか、時間を掛けてAmazonに頼るしかないところだった(別にいいやん)

私は一刻も早く八朔を食べたいのだ。ギリギリで剥き器に出会わせてくれた神に感謝。

 

帰宅しさっそく剥き器を使って八朔を剥くと、面白いくらいに美しく剥けて感動した。絶対に素手や包丁ならこんなにきれいに剥けてないぞ。

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カッターで房に切り込みを入れると、黄色く透き通った瑞々しい果肉が顔を出し、爽やかな香りが部屋中に立ち込める。うぉぉぉぉぉ!最高!!私はこの瞬間を待っていた!!!

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すっぱ~~~~~

けどめちゃくちゃおいし~~~~~

今まで八朔愛を長々と書いていたのにも関わらず、屁みたいな食リポ~~~~~

 

私が悦に浸っていると「みかん僕も食べる~」とみかん好きの息子がやってきた。いいともいいとも。これみかんじゃないけど。細かいことはいいんだよ。美味しいものは分かち合おう。

 

一番きれいに剥けたものを渡すと、躊躇なく口に放り込んだ息子。その刹那、顔をしわくちゃにして「う、うわぁ~すっぱ~い!」と言いながら、机に吐き出される八朔。私の愛する八朔…

 

3歳児にはまだ八朔は早かったか。だが君もそのうちにわかるときが来るさ、八朔の素晴らしさが。

 

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