【節約】はんだごてを活用せよ
はんだごてが好きだ。
はんだごてとは、はんだという鉄みたいな物質(すず)を高温で溶かして、銅線などを接合する工具である。中学生のときに技術の時間にダイナモラジオを組み立てたときに使ったあれである。(私の通っていた中学はダイナモラジオを作ったのだが、世代や地域で作るものが違うんだろうか)
私はこの作業が技術の授業で一番好きだったのだが、後に音楽の専門学校に進んだ際に、技術系の専攻だったので、はんだごてが一人一個支給された。授業で音響ケーブルを組み立てたきり、卒業してから出番がなかった。
その後就職したライブハウスで、事務作業をしているときに、隣のデスクで先輩(スタッフ兼バンドマン)がおもむろにはんだごてを持ち出して、なにやら作業をし始めた。
「なにしてるんですか?」と訊ねると、
「はんだやで。エフェクター(ギターの音色を変える機材)とかって調子悪くなったら、だいたい中で断線してるねん。はんだごて持ってたら自分で直せるから便利やで」と教えてくれた。
なるほど!学生時代は思考停止で授業を受けていたけど、簡単な断線ならこうやって修理できるのか!
それからイヤホンの断線などを発見した際は「はんだチャンスきたーーーー!!」と喜びながら自分で直した。修理した有線イヤホンの見た目はだいぶん不細工だったが、自力で修理するとその出来をも愛おしく感じた。
そして先ほど、風呂上がりに体重を測ろうとのった電子体重計が全く反応しなくなった。電池もこの間変えたばかりなので、きっと別の理由に違いないと、全てのネジを外して解体すると、電池と基盤を繋ぐ線が断線しているのを発見。数年ぶりのはんだチャンス到来である。
ちょうど息子を寝かしつけた後だったので、はんだ付けをするのに絶好のタイミングだった。好奇心の塊の2歳児にはんだごての存在を知られてはいけない。危険すぎる。
断線していたところを接合すると、すぐに電源がついた。よかった、買い直さずに済んだ。
1週間ぶりに体重計に乗ると、なんと以前乗ったときから2kgも減っていた。体脂肪率に至っては驚異の4%減。普段の私からしたらあり得ない減りっぷり。毎日息子と散歩して、寝る前にYouTubeで10分ほど軽い筋トレしてるくらいしか運動してないのにこの減りっぷり。何かの間違いではないかと何度測っても同じ数字が表示される。
嬉しいー!ここんとこずっと一定の体重と体脂肪率から全然変化しなかったから、これだけ減ってると喜びが半端ないな。これからも散歩と筋トレは続けよう。
嬉しすぎてはんだごての話題に無理やり私のダイエット進捗状況をねじ込んでしまったが、はんだごて自体はホームセンターやAmazonなんかで1000円ほどで売っているようなので、溶接するはんだとセットで手元に置いておくと、特別な技術などなくても簡単な断線ならすぐに修理できるのでオススメである。