【日記】弾丸おでかけ

昨日は三連休の中日ということもあり、朝から家族で少し遠出をした。


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兵庫県福崎町にある辻川山公園には数々の妖怪のオブジェがある。時間になったらブクブクと池の中から顔を出すカッパや、高所にある小屋から吊るされながら登場する天狗など、クオリティが高い物が多く、見応えがあった。


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吊るされてる天狗

 

その後、隣りにある「もちむぎのやかた」で福崎名物もちむぎ麺ともち麦ソフトクリームを食べた。もちむぎ麺は蕎麦より太くコシがあり、もちもちしていて非常に美味しかった。もち麦ソフトクリームは甘いミルク味の中にほんのり麦の味が感じられ、これまた美味だった。我が家はご当地ソフトクリームを発見すると見逃して帰ることができない人間しかいないので、これからもあらゆるご当地ソフトを食べまわっていきたい。f:id:okamonnu:20230717221214j:image
ソフトクリームの画像はない。溶けるのと息子が早くくれと叫ぶので写真を撮る暇がない。

 

最後に民族学者、柳田国男の生まれ育ったという「三木家住宅」へ。ここは受付をすればなんと無料で見学ができる。

受付には本を読んでいた静かなおじいさんが一人。受付を済ませると「どうぞ」と我々を中に案内してくれ、また椅子に腰掛けて本の続きを読もうとされていたが、息子を見るなり「これ、あげる」とペットボトルでできた手作りの風鈴をプレゼントしてくれた。この方の手作りかはわからないが、お花のシールやラインストーンがあしらわれた可愛らしい風鈴だった。高倉健さんのような寡黙な雰囲気のおじいさんが、これを息子に渡す光景がなんだかとても胸キュン。

息子もこれを気に入り、屋敷の中でずっとチリンチリン鳴らし続けた。味わい深い日本家屋で風鈴を持って無邪気に歩き回る息子の姿は、私が切った髪型も相まってさながら座敷童子のよう。f:id:okamonnu:20230717222034j:image

それにしても伝統的な昔の日本家屋ってたまらないな。この建具に使われている濃い茶色(他に言い方ないんか)がめちゃくちゃ好きだ。暖かみがあって白熱電球の優しい光にとてもよく似合う。今の家の和室の建具が何故かすべてアイボリーなので、また自らの手で全部こんな感じの色に塗り替えたい。畳に合うのはこの色しかないんや!(偏見)

 

最後に気持ちばかりの募金をして三木家住宅を後にする。こういった素晴らしい日本の伝統建築物はいつまでも残してほしいな。

 

外は尋常じゃないほど暑いので、弾丸おでかけはこれにて終了。9時頃家を出て、帰ってきたのは午後1時だった。現地での滞在時間は短すぎたが、この暑さで丸一日遊び回るのは酷すぎるので、今年の夏はこんな感じの弾丸おでかけを数撃つ予定。弾丸だけに。