【お題】フレンチのバイト

今週のお題「やったことがあるアルバイト」

 

学生のときやってたバイトを思い出してみる。

高校生→お弁当屋さん、地元のホテルの配膳

専門学校生→フレンチのウェイター、ライブハウスで出演者さんへ渡す資料用の映像の撮影、ライブハウスのドリンクやもぎり、夏祭りの音響の設営、サマソニのゴミ拾いなどなど…

 

特に専門学校の時にしたバイトは全部楽しかったなぁ。

フレンチは週4ぐらいで働いていて、私はどんくさいから怒られたことも多かったけど、なんせ賄いがめちゃくちゃ美味しくて卒業して就職するまでずっと続けてた。一緒に働いてるアルバイトの人が美男美女ばかりで美意識高くて賄いを少しか食べなかったなか、私だけモリモリ食うので、シェフが「オカモンヌちゃんはいつも美味しそうにたくさん食べてくれるから作り甲斐あるわ〜」と、賄いもピザとパスタのセットとかどう考えても一人前ちゃうやろって量を出してくれたり、新作の料理の味見をしょっちゅうさせてもらったり、余った食材を持って帰らせてくれたりした。お陰で見る見る肥えていき、成人式を迎える頃には人生で最大値の体重を叩き出していた。

 

別の大学に通う先輩に恋したり(成就せず)、何故か私のことをめちゃくちゃ可愛がってくれる、英語とスワヒリ語がペラペラの超絶頭よくて超絶美人の先輩がいたり、毎日めっちゃ厳ついシェフに全く怯まず口喧嘩してるけど仕事は完璧にこなすギャルの友達がいたりと、このバイトをしなければ出会えなかった人もいて、いい思い出である。

 

ときどきセクハラしてくる客に泣かされたこともあった。あの頃はピュアだったもんで、酔っぱらいに絡まれると怖くて硬直していた。そんなとき好きだった先輩が「オカモンヌちゃん、ここは俺に任せて裏で皿洗いしとくったい」と私を厨房へ逃がせてくれた。

さすが九州男児、男気あるばい。そして私も見る目あるばい。なんてドキドキしていたらその後ガッカリする展開になるんだけど、どうでしょう、私の失恋話なんて誰が興味あるねん案件なんでここでやめときます。

 

あとはオーナーが所有するハマーに乗せてもらってみんなとレゲエのイベントに行ったり、遊園地に行ったりしたこともあったなぁ。ハマーってめっちゃ車幅があるから、私が運転してるわけでもないのにすれ違う車とぶつからないかヒヤヒヤしたのを覚えている。何故か車内にスター・ウォーズライトセーバーが3本と、用途不明のモニターが5個くらい付いていた。一体なんのために。お金持ちの考えていることがよくわからない。

 

そんな思い出が詰まったバイト先に、10年ぶりくらいにまた食べに行きたいなぁと思いネットで調べると、数年前に閉店していた。もう二度とあの場所で美味しい料理を食べることができないのかと思うとかなり寂しい。

 

今までやったことのあるアルバイトってお題だったのに、フレンチのバイトが期間も長くて内容も濃かったので、それだけで今日のブログが終わってしまった。学生時代のバイトは青春ばい。