【育児と節約?】子供に服をほとんど買っていない親は罪なのか
子育てをしている方と話をするときによく「子供服って可愛い服が多くてつい買い過ぎちゃいますよね!」という話題になるのだが、このあるあるが私には当てはまらないことに最近気が付いた。
産後すぐは新生児を連れてなかなか外出できなかったので、夫や私の母が選んで買ってきた服を着せていたし、それが小さくなって買い替えるタイミングで夫が職場の人から大量のお下がりの子供服を貰ってきた。
本当は息子に似合うだろうなっていう服を自分で選んだりしたかったが、いただいたお下がりの服がいつも予想以上に可愛いので、ありがたく着せている。
振り返れば、結局私が自ら選んで買った服はほんの僅かであることが判明した。毎シーズンごとにセンスの良いお下がりを貰えることと、過去に「これめっちゃかわいいやん!」と思って買った服がすぐにサイズアウトして悲しかったという事例があったのも、服をあまり買い足さないでいる原因だろう。
「第一子なのに貰い物の服ばかり着せられて可哀想!愛情足りないんじゃない!?」と、思われるかもしれない。
でも過去の写真を見返してみると、母が買ってきた謎の柄の服でも、お下がりでもらった自分では選ばないデザインの服でも、自分で選んだとっておきの服でも、どれを着てても同じレベルで息子はかわいい。なんなら肌着一枚でも、おむつ一丁でもかわいい。
そう、子供自体がどんな服をも凌駕するかわいさなのだ!!
親バカの力で精神論を語っている訳ではない。
子育て中の方がいたら、ぜひアルバムやデータフォルダを見返していただきたい。その中には、写真スタジオでプロのカメラマンが撮る、豪華なセットをバックにかわいい衣装を着せた我が子の写真もあったりすると思う。それは文句なしにかわいいし(我が家も一歳の記念に何万円も掛けてスタジオで写真を撮ってもらった)そこに異論はない。
だが、日常のふとした瞬間を、スマホやデジカメで撮った我が子の写真もそれと変わらないくらいかわいいと思わないだろうか?むしろ写真スタジオでは緊張して強張った表情が多かったが、家で家族が撮った何気ない写真は、自然体で感情豊かな表情が多いのではないだろうか。
たまに変なコーディネートだったり、コンディションによって写りが悪い写真もあるが、今となってはどれも微笑ましいし、その写真一枚一枚全てが愛おしく尊い瞬間だったなぁと思えるのではないだろうか。
これに気付いたとき、私は子供の服にそんなに拘らなくてもいいや、という考え方に着地した。
必要最低限清潔感があり、みすぼらしく見えない格好なら、貰い物の服でも全然いいや!しょっちゅう汚れたり破れたりするし、お気に入りの服もすぐサイズアウトする。親バカだと言われようが子供自身がかわいいんだもん!
もちろんおしゃれが大好きでお子さんにもかわいい服をたくさん着せてあげたい!という親御さんの気持ちもわかるし、素晴らしいと思う。
そこは全く否定しないが、決して他人のおさがりを着せられてる子供が可哀想ではないのだと言わせてほしい。
息子が2歳の現在、服をあまり買わないことで浮いているお金は、絵本などなにか身になることに使っているし、これから子供自身に服に対するこだわりが出てきたらその意思を尊重してあげたいので、それまで貯めていようと思っている。
これは「どういうセンス!?」という服を着せられていた子供のときの私と弟である。うちは裕福ではなかったので、頂き物やバザーでGETした服をよく着せられていたそうだが、今見るとなんだかとっても微笑ましいし、逆に子供だからなんとか成立してるファッションで、後々こうして笑える思い出を作ってくれた親に感謝している。
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