ここ近年「小麦は悪だ！」「砂糖は毒！」「牛乳は日本人の体に合わないから摂ってはいけない！」などというネガティブキャンペーンをたまに耳にするようになった。
だが、私はこの中のどれも好きなので、今のところこれらを断つつもりはない。何事もほどほどにするのがちょうどいいのだ。
せめてもの気遣いで、小麦は国産の物、精製された白砂糖ではなく、ミネラルも少し含有されているという国産のきび砂糖、牛乳はなるべく家の近所で作られたものを選ぶ、といったゆるい基準を自分の中で決めて買い物をするように心がけている。少しでも国内生産者さんを応援できる気がするし。
最近は燃料費が上がっているせいで、輸送費コストがあまりかからない国産の物はおもったより値段が上がっていないような気がする。北海道産小麦粉も900gで200円くらいだし。そして国産って響きだけで安心感もある。国産の響きだけで強くなれる気がしたよってスピッツさんが言っていた気がする。
最近お昼ご飯兼おやつのような感じで、ホットケーキを作るのが我が家のブーム。ホットケーキと言えば、小麦粉、砂糖、牛乳の「３大体に悪いとネガティブキャンペーンされがちトリオ」が入っているのだが、なんせ好きだし美味しいので、少しでもその罪悪感を減らす為に、ホットケーキミックスは使わずに、家にあるもので作っている。
作り方はとっても雑…いや、簡単。
まずボウルに小麦粉(適量)、きび砂糖(適量)、ベーキングパウダー(適量)、お好みできなこ(適量)、塩(めっちゃちょっと)を入れて混ぜる。
そこに、卵(今日は3人前作るから2個入れたけど、小麦粉の量が少なかったら一個でもいいと思う。最近卵も高いし)、豆腐(150gのパックを一丁。そうじゃなければ適当に)、無糖ヨーグルト大さじ2(ここは珍しく分量を指定する。入れ過ぎたら酸味が出るので)、あとは混ぜながら、生地が硬すぎず柔らかすぎない、いかにもホットケーキの生地です！って感じになるまで少しずつ牛乳を入れる。
要は全部フィーリングでやってください(丸投げ)
あとはフライパンにバターなりマーガリンなりをひいて、蓋をして焼いてひっくり返して焼いたら出来上がり！はい完成！
きなこと豆腐でタンパク質補給して罪悪感を減らした自称身体にいいホットケーキの完成！はい！完成！！
なんで完成形の写真が無いのかと思われるであろうが、写真を撮る前に我が家の食いしん坊万歳が手をつけてしまったのだ。それに私もお腹が空いていて早く食べたかったしね。この家には食いしん坊万歳しかおらんわけです。
味はほんのりきなこの風味がする美味しいホットケーキだ。豆腐とヨーグルトのおかげでホットケーキミックスで作ったものよりしっとりモチモチしている。モチモチ好きの私はこのホットケーキが一番好きなのだ。
それからホットケーキミックスで作ると、どうしても一袋の量が多くて息子と二人じゃ食べきれなかったりするけど、この作り方だと全部自分の匙加減で調節できるから、作りすぎることはない。
しかも砂糖の量も調整できるし、きなこと豆腐が入っているのでなんだかヘルシーな食べ物を食べてる気分になる。ほんと気休めなんだけど。
一時期は小麦粉をオートミールに代替して作っていたこともあるけど、やっぱり小麦粉の美味しさには到底叶わない。小麦粉とオートミールの比率を50:50にして作ったらだいぶんマシになった経験を踏まえたら、やっぱり小麦粉はホットケーキには欠かせない食材である。
普段お昼は納豆ご飯ばかり食べているから、たまに食べるホットケーキがうんまいのだ。ホットケーキ最高！国産最高！
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