【日記】ラリラーの結婚式

先日、ラリラー(中学からの友達グループ)の一人の結婚式に参列してきた。

 

当時通っていた中学は相当荒れていて、私たちの一つ上の代なんてヤンキーだらけだったので、その学年の先輩が一人もいない女子卓球部に目を付けた我々は、仲の良い友達に声をかけ、卓球部に入部した。彼女もその一員だった。

そんな理由で入部したもんだから、我々の中に卓球に対するモチベーションなど存在せず、三年の先輩が引退してからと言うもの、部活中に漫画を持ち込んで読んだり、コント大会を開催したり、ダイエットと称して顧問の提示した練習メニューを無視して学校の外を走りに行ったり、当時流行っていたT.a.t.u.の曲に変な振り付けを付けて踊ったりと好き勝手していた。顧問の先生もとても寛大な人で、一つ上の学年の凶悪な荒れ具合に比べたら、我々の素行など可愛いもんだったようで、全く咎められることなく平和で楽しい青春を過ごせた。

(そんな温厚な顧問をブチギレさせた事件はこちら)

 

そんなやる気のなかった我々に転機が訪れたのが2年生に進級したとき。新入部員の中に家が卓球教室のスーパーエリートが入部してきたのである。碌に練習していなかった我々は彼女とのレベルの違いに衝撃を受け、先輩としての威厳が全くないことに焦りを感じ、それからはまともに練習に取り組むようになった。

最終的に最後の引退試合では団体戦で市でベスト何位(覚えていない)個人戦でもそこそこの成績をおさめることができた(ような気がする。忘れかけてるけどなんか表彰された記憶があるからまあまあよかったんだろう、ということにしている)。

 

そんな経験を共にした卓球部のメンバーを始めとするラリラーとは卒業後もしょっちゅう地元で集まったり、みんなで旅行に行ったりと今でも仲が良い。成人してから地元の公園で全力かくれんぼをしたり、誰が一番気持ち悪い変顔ができるか写真を撮って競い合ったりと常軌を逸した言動を行う集団と言うのがラリラーの名前の由来であるのだが、そんなラリラーは就職や結婚出産で離ればなれになった現在も、年に一度は何かしら集まる機会を設けている。私は連絡がマメじゃないので、毎回率先して声を掛けてくれるラリラーには感謝の意でいっぱいだ。

 

今回の結婚式も、友達が招いてくれたお陰で(都合がつかず来れない人もいたけど)ラリラーが一同に会することができた貴重な機会となった。友達の花嫁姿はそれはそれは美しく、プリンセスが映画の中から出てきたかと思うくらい。部活中に家からスラムダンクを全巻持参し真剣に読み続けていた彼女は、今や美しいキャリアウーマン兼花嫁兼プリンセスとなっていた。後光が差すくらい眩しかった。素敵な旦那さんと末永くお幸せに!

 

よく結婚式に招かれた人が幸せのお裾分けをしてもらったと言うが、私は幸せのシャワーを頭から浴びせてもらったような気がした。キラキラを浴びて己の汚い部分が浄化されたような気分。やっぱり自分を含め周りの大好きな人たちが幸せでいてくれることが、人生の幸福度に大きく寄与しているんだろうな~。

 

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