定期的に森の空気が吸いたくなる私。最近虫や植物に興味がありありの息子のためにもお気に入りの公園へ行ってきた。家から車で20分ほどの場所にあるこの公園は、遊具などはなく、広大な森や野原が広がっており、職員さんが在中していて、近くの池や川に生息している動植物を展示しているスペースも併設されている。駐車場や展示スペースなど全て無料で利用できる、ありがたい場所である。
こぢんまりした展示スペースでは虫の標本や生体の展示、地元の方が作ったと思われる木工おもちゃが置かれている。展示物もときどき変わるらしく、先日は蝶メインの展示になっており、世界中の様々な蝶の標本が所狭しと並んでいた。
最近「ちょうちょ」を覚えた息子は「ちょうちょ！ちょうちょ！」と興奮していた。手前に見えるのは世界最大の蝶の標本らしい。標本だと美しく思えるけど、こんなんが家の周りをバサバサ飛んでたら卒倒する。モスラやん。
他にも近くの水辺に住む魚などを展示しているスペースもある。水槽の水音が涼しい。
水中を泳ぎ回る魚に夢中の息子。心なしか有料の水族館に行った時より真剣に魚を見ている気がする。貸切だったからかな。
それから昆虫の展示スペースにある手作りおもちゃでエンドレスに遊ぶ息子。コインが転がるシンプルな物だが、どハマりしたようで、30分くらい繰り返す。平日の午前中で他に人が来ないもんだから、私もずっとそれに付き合う。
ときどきやってくる職員のおじさんに「おお〜、ずっとやってるな！いいなぁ！好きなんやなぁ」と声を掛けてもらう。普段からピタゴラスイッチが大好きな息子、物が転がっていく様子を観察するのが楽しいんだろうな。一つのことにこんなに集中できる子供が羨ましい。私なんかこのブログを3日掛けて書いているというのに。一人で集中できる時間があまり確保できないというそれっぽい言い訳をするが、毎日息子と一緒に昼寝をしてしまうだけである。
その後もしばらく木工おもちゃに熱中していると、別の職員さんがやってきて、園内の池で育ているというホタルを見せてくれた。なんでも今の季節がホタルの最盛期らしく、夜になるとこの公園を飛び回るらしい。
「毎晩20時くらいに一番飛び回るから、お子さんが起きていられそうなら是非見に来てね！」と仰っていたので、近々見に行きたいのだが、毎晩21時前に寝ている息子を連れて行けるだろうか…けどホタル見たいなぁ。
２時間ほどそこの公園で過ごした後、息子を車に乗せようとするが、まだ遊びたい息子は大泣き。午後は家で昼食と昼寝をするという生活サイクルなので、お菓子で釣って宥めながら車に乗せる。
ここの公園は田園地帯の中にあるので、車の運転をするのがとても気持ちがいい。見通しが良くて交通量が少なくて、今の季節、窓を開けて風を浴びながら運転するのが最高なのだ。それから運転中に息子が寝るのを確認すると、最近自分の中で再ブームが来ているSoul'd OUTを掛け、Diggy-MOの独特な歌い方を真似してる。ほんとDiggy-MOの歌い方って唯一無二すぎて真似できないし、それでもなんとか真似しようと一生懸命聴いても何言ってるか全くわからない。それがかっこいい。今から20年くらい前の曲だと思えないし、今聴いても斬新で独特でオシャレで痺れる。お気に入りの曲はTOKYO通信。
信号で止まったときにサビが来たのでノリノリで「あっぽぇ、ぽっぴっんばってホールダァーン♪」と大声で真似していると、隣の右折レーンに止まっていた車の助手席に座っている人が、すごい怪訝な顔でこっちを見ていた。向こうも車の窓が全開だった。恥ずかしすぎる。できることならそれでも堂々と手をフレミングの法則みたいな形にして「わかってんだろ？ペイス！！」と相手の目を見て叫んだあと車を発進させたら最高にDiggy-MOっぽくてカッコよかったんだけど、私にはそのペイスがなかった。Diggy-MOが曲中によく言ってるんだけどペイスってなによ。
森でせっかく癒されたのに赤っ恥書いてしまった。ア アラララァ ア アァ！
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