【ただの日記】HASSAKU愛

果物の中で一番好きなのは「八朔(はっさく)」だ。子供の頃から柑橘類は好きなのだが、中でも八朔が群を抜いて好きだ。

あの爽やかな香りと果肉の瑞々しさと、酸っぱさと甘さと渋みの絶妙なバランスが、たまらない。味はもちろんだが、香りが好きすぎる。ここ数年キンモクセイの香りの日用品を見かけるようになったが、そろそろ八朔もデビューさせてあげたらいいのに。熱心な八朔ファンはここにいます。

 

なんか時代劇の脇役にいそうな名前もいい。重要人物の左腕ポジションにいそうな名前な気がする。水戸黄門で言うところの助さんあたり。ちょっと軟派だけど仕事はきっちりするできる家臣みたいな。佐々木八朔。きっとイケメンに違いない。

 

そんな愛する八朔が、先週の休みに寄った道の駅で売っていたので、思わず購入した。

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大好きな果物だが、普段あまりお目に掛かることがなかったので手元にやって来たのは数年ぶり。そのためすっかり忘れていたのだが、八朔は皮が固いうえに、中身もまあまあ頑丈な房になっているため、素手で剥くのは極めて困難である。

そういや実家にいたとき「柑橘剥き器」みたいなアイテムを使っていたな。二種類のカッターがドッキングされたアイテムで、プラスチック製のカッターで表皮を剥き、カッターナイフの様な部分で中の房の皮を切り裂くと、とてもきれいに剥けたはず。それを駆使して我が家ではよく八朔やらデコポンやらの防御力の高い柑橘類を食べていたのを思い出す。

 

早く八朔を食べたくて仕方ない私は、包丁で剥く方法を模索する前に近所の100均へ向かう。

さすが天下のキャンドゥ様。とてもスタイリッシュな剥き器が売ってました。

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なんとラス1。あぶねぇ、あと一歩遅かったら剥き器を求めて近所のスーパーを練り歩くか、時間を掛けてAmazonに頼るしかないところだった(別にいいやん)

私は一刻も早く八朔を食べたいのだ。ギリギリで剥き器に出会わせてくれた神に感謝。

 

帰宅しさっそく剥き器を使って八朔を剥くと、面白いくらいに美しく剥けて感動した。絶対に素手や包丁ならこんなにきれいに剥けてないぞ。

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カッターで房に切り込みを入れると、黄色く透き通った瑞々しい果肉が顔を出し、爽やかな香りが部屋中に立ち込める。うぉぉぉぉぉ!最高!!私はこの瞬間を待っていた!!!

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すっぱ~~~~~

けどめちゃくちゃおいし~~~~~

今まで八朔愛を長々と書いていたのにも関わらず、屁みたいな食リポ~~~~~

 

私が悦に浸っていると「みかん僕も食べる~」とみかん好きの息子がやってきた。いいともいいとも。これみかんじゃないけど。細かいことはいいんだよ。美味しいものは分かち合おう。

 

一番きれいに剥けたものを渡すと、躊躇なく口に放り込んだ息子。その刹那、顔をしわくちゃにして「う、うわぁ~すっぱ~い!」と言いながら、机に吐き出される八朔。私の愛する八朔…

 

3歳児にはまだ八朔は早かったか。だが君もそのうちにわかるときが来るさ、八朔の素晴らしさが。

 

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