我が家は生協の宅配サービスを利用している。アプリで必要なもの(主に食料品や日用品)を注文すると、週に一回玄関先まで届けてくれる、非常にありがたいサービスだ。
我が家が利用している地域では、宅配料は妊婦や1歳までの子供がいる家庭は無料。それ以降は未就学児の子供や65歳以上の高齢者がいると一回の配達につき110円がかかる(それ以外の家庭への配達は220円)
だが、それを払ってでも、しょっちゅうスーパーで買い物をしてた時より、食費や日用品代を減らせている。
私は元来出不精であることと、イヤイヤ期真っ最中の息子を連れて買い物に行くのが大変(機嫌を取るために行く度にお菓子を買わなきゃいけなくなる)なので、滅多にスーパーには行かないようにしている。
それに私にとってスーパーは誘惑だらけなのだ。いつも必要なものをメモして買い物に行くが、美味しそうなお菓子や特売の品を見つけると、買う予定もなかったのについついカゴに入れてしまう。
そして会計の時に思ったよりも金額が嵩んでいて「え！？こんなに買ったっけ？」ってなることが多々ある。
宅配サービスだと、アプリ内のカゴに入れた商品はその都度自動で計算されるので、取捨選択をしながら買い物を進めていくと、予算内に収めることができる。
(今回は食品以外に、電池やティッシュ等もカゴに入れているのでいつもよりお高め)
宅配サービスは割高だと思われがちだが、ときどきスーパーに行ったときに値段を比べてみても、ほとんど価格の差を感じない。むしろアイスなどは生協の方が安いことが多かったりする。
野菜は少し割高な気がするが、生協の野菜は質が良く、鮮度がいい物が届くことが多いし、万が一傷んだものが届いても、連絡すればすぐに交換してくれる。なんせ一週間は持ってもらわないと困るので、鮮度の良い野菜を届けてくれるのはありがたい。
そのお陰で、その日一日中1円もお金を使わない「ノーマネーデー」になる日が多い。先月の家計簿を見てみると、月の1/3はノーマネーデーであった。(私はかなりの面倒くさがりなので、家計簿をつけるのが面倒くさくて買い物を最小限に止めている節もある)
お金を使わない日が増えると、シンプルに毎月の支出は減る。一日でも多くノーマネーデーを作ることが、節約をする上で大事なのではないだろうか。
(宅配サービスを使う必要がない人は、休みの日などになるべくまとめ買いをして、買い物に行く回数を減らすことが効果的である。目当てのものしか絶対に買わない！という強い意志を持った人以外は、毎日スーパーやコンビニに寄ることは避けた方がいいだろう)
節約と聞くと、暗くて貧乏くさいというイメージを持つ人もいるだろう。お金はあればあるだけ使ってなんぼ！いっぱい稼いで、稼いだ分だけ浪費してリッチな暮らしをすることが至高の生き方！…昔の貯金ができなかった頃の私は実際そう思っていたし、そういう人に憧れていた。
しかし、モノの値段は上がり続けるのに賃金はなかなか上がらない今のご時世、少しでも支出を下げる努力をして、自分達の大事な資産を守りながら生活することが、将来より豊かな生活を送る為の重要な基盤になるのではないか。なんせ私達夫婦は子育て世代真っ只中。子供の将来の為にもまとまったお金を貯める必要がある。
そりゃ節約しすぎて何の娯楽もない、辛い倹約生活を送るのはよくない。そんな生活をしていてはいくらお金を貯めてもつまらない人生になるだろう。たまには思いっきりリフレッシュする為にお金を使う、その代わり普段は財布の紐を締めて生活する、とメリハリをつけた生活を心掛けたい。
ノーマネーデーを増やしたことにより、家にある物で自炊ができるように考えて料理をするのが楽しくなったり、子供と公園で遊んだり散歩をしたり図書館へ行ったり、休みの日は車で遠くの広い公園(駐車場無料)に足を運んだりと、お金を使わなくても楽しめる方法が沢山見つかった。
貯金ができなかった浪費家時代よりも、今の方が幸福度は遥かに高い。必ずしも「お金を使うこと＝幸せ」という訳ではないことが、ノーマネーデーを意識し始めてから感じるようになった。
そんないいことづくしのノーマネーデー。まだ意識したことがないという方は、この機会に少しずつ取り入れてみてはいかがだろうか。
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