【育児と健康】散歩でフロンティア精神を育む

私が高校生のときに実家でモモという名の犬を飼い始め、毎日散歩に出かけていた。毎日同じコースを歩くのは私が飽きるので(自己中だな)「今日はこっちに行ってみよう」とか「この道通ったことないな。どこに繋がっているんだろう」と、好奇心と探究心から、色んな道をモモと一緒に歩いていた。

 

学校やバイト先からの帰り道でも、ときどき違う道から帰ってみたりした。ただの通勤通学の道のりも新鮮味が感じられたし、自転車や徒歩でしか通れない思わぬ近道を発見したりして、遅刻しそうになったときに役に立ったこともある。

他にも小さな公園を発見したり、あまり知られていない絶景スポットを見つけたり。なんのために建てられたか謎の石碑を発見した日にゃ、眠れないほどワクワクして色んな妄想が捗った。

 

自分にとって未開の地を切り進むこの行為を、アメリカの開拓民になぞらえて「フロンティア散歩」と勝手に呼ぶことにした。えらい大袈裟だが。

 

子育てをし始めた今、子供はモモのように私の「フロンティア散歩」を一緒に歩いて行うのは困難だと身をもって感じたので、最近はそういう裏道探索系Youtubeを寝る前によく見ている。Google Mapsの航空地図で気になる場所を見つけて、その場に実際に行って探索している映像は、失われつつあった私のフロンティア精神を掻き立てる。

 

ということで、最近はベビーカーで行ける範囲でときどきフロンティア散歩に勤しんでいる。

今住んでいる場所には5年ほど前に引っ越してきたのだが、仕事をしているときは、ほとんど近所のスーパーと駅までの往復しかしていなかったので、まだまだ未踏の場所が多く散策しがいがある。今日は最近発見したお気に入りスポットを息子と巡ってきた。

 

子供が生まれるまで知らなかった、踏切の近くにある線路横の公園は、滑り台に登ると真横を通る電車が大迫力で見える。

今日は息子がそこから貨物列車に手を振ると、気付いてくれた運転手さんが「ポッポー」と汽笛を鳴らしてくれ、息子より私が興奮した。

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同じく線路の側にある年季の入った小さな建物。とても気さくな女性がひとりで営んでいる手作りのキムチ屋さんだ。ここのお店を発見できたのは我が家にとってはとにかく嬉しい出来事だった。

何故ならここのキムチは絶品で、これに出会ってからというもの、私も夫も市販の物が食べられなくなってしまった。にんにくが効いていてコクが凄まじく、白菜や大根にしっかりと味が染み込んでいる。

家から少し離れているが、散歩がてら月一の頻度で訪れている。

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それから住宅街の中にある立派な神社。ここはよそ者の私が知らなかっただけで、地元では有名な神社のはず。境内は手入れが行き届いているし、適度に木々が生い茂り、気持ちの良い空気が吸えるので癒される。

平日の昼間は参拝客はおろか神主さんすらも見当たらず、ほぼ貸切である。

息子は何故かここの神社に来るとテンションが爆上がりし、境内を駆け回り、お賽銭を入れたがる。賽銭箱に小銭を入れるのが楽しいのだろうが、あいにくキャッシュレス派の私は小銭をほとんど持っておらず、今日は50円で我慢してもらった。

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他にも普段行かない道を散策していたら小さな公園を見つけたので、息子と少し遊んだりした。家から距離にして数百メートルしか離れていない場所でも、くまなく調査すると結構新しい発見があるし、近所なのに平気で数時間歩けたりもする。子供と一緒に楽しめ、お金もかけず新鮮さを味わえて、健康にも一役買う。一石二鳥どころではない有益な趣味ではないだろうか。

 

何年も住み続けて「もうこの町に歩いたことのない道はない!」と言えるまで、このフロンティア散歩を続けていきたい。

皆さんもフロンティア散歩しませんか?意外と身近にも、今まで知らなかった新たな発見があるかもしれないよ!

 

 

 

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