【死活問題】Eテレが映らない

引越し当日。リビングに夫が前から使っていたテレビを設置してくれたのだが、配線などに問題はないのに、何故かNHKEテレだけ映らない。受信料はちゃんと払っているし、住所変更も既に行っている。

民放は全て映る。よく地方では映る民放の数が少なかったりするが、そういうことではなく、日本全国どこに行っても見られる国営放送だけが映らないのだ。なんならNHKはマレーシアのホテルでも観れたぞ?なんでこんな片田舎とは言え政令指定都市に近い場所でNHKが映らんのだ。もうぶっ潰されたんか。

息子が産まれる前はEテレはほとんど見なかったが、今は朝と夕方は息子のために必ずつけているし、その間にご飯の支度をしているので映らなければ困る。

 

と、思いつつ、ご近所さんに挨拶回りに行ったときに「この辺って、NHK普通に映りますよね?」と聞いたところ「アンテナ付けたときから普通に全局映ってますよ〜」と返ってきた。

周りの家は屋根に八木式のアンテナ(魚の骨みたいな形のやつ)が付いていたので、外から見た感じ角度的に見えないけど、うちにも付いているんだろう。内見に行ったとき売主さんテレビ付けてたし…

 

しかし、どこが悪くてNHKだけ映らないのかがわかない。なんかよくわからないので、地震保険に加入してる保険会社が、ちょっとした住まいのトラブルなら無料で駆けつけます!みたいなサービスをしていたのでそこへ電話をかけてみる。

が、ことの顛末を伝えると「その件に関してはこちらでは対応しかねます」と言われてしまった。

 

インターネットで検索すると電気系統のトラブルかもしれないということで、電気工事の会社にも連絡してみたが、ここも「うちでは分かりかねます」と電話口のお姉さんにまあまあ冷たくあしらわらてしまった。

 

次に、工務店の気弱なお兄さん(ハウスクリーニングの記事参照)に連絡をしてみると、どうやらお休み中だったらしく、資料が手元にないからとGoogleマップの航空写真から我が家のアンテナがどうなってるか調べてくれた。すると、屋根に八木式のアンテナを立てていないことが判明し、デザインアンテナという外壁に取り付けるタイプの目立たないアンテナじゃないかと推測してくれたお兄さん。お休み中にこれ以上対応してもらう訳にはいかないので、自らアンテナ工事の会社に連絡することにした。

 

説明するとすぐに、今からご自宅に確認しに行きますと言ってくれ、数時間後に工具を持ったお兄さんがやってきてくれた。

テレビやコード周りを一通り確認し、なにやら電波を測る機械で電波の強度を測ったりした後に、思いもよらない答えがでた。

 

「このお家、元からテレビのアンテナ自体がないですね…」

 

え!?じゃあこの民放だけ映るのは?売主さんはテレビ付けてたぞ???

 

お兄さん曰く、売主さんはどうやらテレビを見るために月額数千円の光ネットのテレビサービス(ケーブルテレビとかの有料チャンネルが観れるやつ)に加入していたらしく、テレビの電波を受信するのではなく、ネット回線を使ってテレビを見ていたらしい。今民放だけが映るのは、何かしらの手違いらしく、本来は売主さんがテレビサービスを解約したら全く映らなくなるそう。テレビを観るには、このまま月額数千円の光ネットサービスに加入するか、数万円出してアンテナを設置するかになる。

 

ということで、後日アンテナを取り付けてもらうことにした。昨今、意識高い系の人々が「テレビはただの時間泥棒!私はテレビを捨てました!!」と発信しているのをよく耳にするようになったが、我が家は意識高くない系だし、塚ちゃん(推し)が出てる番組はリアルタイムで観たいし、なんせ今は家族全員Eテレが心の拠り所なので、数万円アンテナ工事に課金してでもテレビを観ることにしがみついた。

とはいえ意識高い系の人達が言うこともわかる。ので、本当に見たい番組を見るとき以外は以外は、付けっぱなしはやめて、Voicyだったりラジオや音楽を流すように心掛けている。学生時代と社会人一年目は家にテレビがなかったが、あれはあれで病んできた。代わりに夜通しネットサーフィンばっかやってたし。何事もほどほどが一番良いのだ。

 

 

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