【戦争】鶉野飛行場で感じたこと

 

先日、とあるイベントに参加するために、家族である場所へ行ってきた。

場所は加西市鶉野(うずらの)飛行場。ここには旧日本軍の特攻隊の離陸基地の跡地で、当時使われていた局地戦闘機紫電」「紫電改」や乗組員の遺品などが展示されている資料館があり、入場無料で見学ができる。
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以前訪れたときに撮った写真

 

最近建設されたと思われる、とても綺麗で明るい施設だが、10代20代の若者が神風特攻隊としてここから大空へ飛び立ち、何十人も命を落としていた事実を知ると、本当に辛くて胸が苦しくなる。

こうやって今私たちが暮らせているのも、数十年前の前途有望な若い方々が命を懸けて日本を守ってくださった歴史があるからだということを、我々は決して忘れてはいけない。なによりも重く尊いはずの人の命が簡単に消える戦争は、いかに愚かで惨憺たるものだということを子供たちにも絶対に伝えるべきだ。沢山の家族連れが集まるイベントがここで行われているのも、そういった過去の歴史に触れる機会をいろんな世代に与える為なのかも知れない。

 

まさに今、中東ではいくつもの戦争が起こっている。一部の人間の私利私欲の為に、何の罪もない市民の尊い人命がいとも容易く奪われている現状が本当に許せない。人の命を奪ってまで守らなくてはいけないものなんかあるものか。ほんと、自分達だけは安全なところから戦争を進めている連中は、二度と人間に生まれてきてほしくない。永遠に無間地獄にいてほしいし、そのまま未来永劫この世に存在しないで欲しい。それくらい憎い。

 

今すぐにでもこの世から戦争や紛争なんて愚かなものがなくなって欲しいが、私のような日本に住む小市民ができることは本当にない気がする。まだ二歳の我が子には早すぎるが、こういった史跡を見学したり、テレビや本で戦争に触れるたびに、その恐ろしさや愚かさを伝えていくことが、日本に生まれ育ち親になった私に課せられた使命なのではないか。

我が子が大人になったときに、少しでも今より平和な世の中になっていますように。そして大人になった今の子供たちが、こんな過ちを繰り返しませんように。今は精一杯子育てをして祈ることしかできないけど。