【料理】母の手作りパイ

昨日は私の母が「パイを焼くから食べにおいで」と誘ってくれたので、家族で母の家へ出かけた。家から実家までは高速で30分くらいの距離である。

 

母の家に着くと香ばしいパイの香りが家中に立ち込めていた。ミートパイとほうれん草のキッシュとサラダを用意してくれていた。母曰く「市販のパイシートを使っているからめちゃくちゃ簡単」とのことだったが、普段から「自分でパイを作る」という発想のなかった私には新鮮であった。

母は弟が小学校に上がった頃からフルタイムで働いていたが、工程が信じられないほど多いコロッケを一から作ったり、手作りクッキーを作ったり、私たちの誕生日やクリスマスにはケーキを生地から焼いて作ってくれたりしていた。通っていた中学高校の間は給食がなかったため、忙しい中毎日欠かさずお弁当を作ってくれていた。

父はずっと職を転々とし、団地暮らしで裕福とは程遠い家庭だったが、私たち姉弟が特にグレることもなく大人になれた(反抗期はあったけど)のは、こういう母親からの愛情のこもった手料理があったからではないかと親になった今、しみじみ感じている。

 

今のところ子供一人の専業主婦だけど、一からコロッケを作ろうと思わないもの。一度ポテトサラダを作りすぎてしまったときに、翌日コロッケにリメイクしたことはあったが、キテレツ大百科のオープニングテーマよろしく、初めからコロッケを作るためだけに「いざ進めやキッチン」とはならない。しかしあの曲の工程のみでコロッケはできるのだろうか。キャベツは何に使うのか。今度めちゃくちゃやる気がでたときにやってみるか。


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話が逸れてしまったが、母の作ったパイやキッシュは美味しかった。息子は普段家でお目に掛かることのない料理だったため、警戒してかほとんど食べなかったが、私がまた食べたいので、スーパーでパイシートを見かけたら絶対買おっと。

母が私たちのために頑張ってくれていたみたいに、私も家族のために色んな料理にもっと挑戦してみたい。

いざ進めやキッチン!