【今週のお題】人生で1万回くらい聴いた曲「ラビュー・ラビュー」

今週のお題「わたしのプレイリスト」

 

私は一つ気に入った曲に出会うと、その曲だけをリピートし延々と聴き続ける習性がある。今週のお題に乗っかって、エンドレスリピートするに至った曲についてブログを書いてみようと思う。

 

 

ポルノグラフィティ「ラビュー・ラビュー」


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小学生高学年の頃、周りの子がほとんど好きだったジャニーズには目もくれず、歌番組でサウダージを聴いてからポルノグラフィティが大好きになった私。毎週水曜日は彼らがパーソナリティを勤めていたオールナイトニッポンをカセットに録音し、何度も繰り返し聴いていたし、地元のレンタルビデオ屋さんのレンタル落ちCDを買うためにせっせとお小遣いを貯めた。そして買ったのはサウダージではなく「ロマンチスト・エゴイスト」という1stフルアルバム。猫のジャケットがおしゃれで可愛いかった。

このアルバムは本当に名盤で、全曲シングルカットしてもヒットしそうな名曲揃いだと思っている。

 

中でも一番好きだったのは、10曲目の「ラビュー・ラビュー」

アルバムを通してアップテンポな曲が多めだったが、9曲目に収録された「アポロ」の激しいアウトロが終わると、間髪入れずに始まるこの曲の穏やかでキラキラしたイントロ。テンポといいパーカッションのボンゴのような音といい、まるで恋をしているときの胸の高鳴りをそっくり再現したかのよう。そして不思議とおしゃれシティで大人の男女が昼間に健全で素敵なデートをしている絵が浮かんでくる。

当時コロコロコミックばっかり読んでた小学生の私はそんなもんまだ知らないが、この曲のイントロを聴いて生意気にも「これが恋か…」と悟った。当時は一応好きな男の子がいたが、それは「放課後一緒にゲームボーイポケモンの対戦するのが楽しいから好き」という理由で、それが恋かと言われるとまた別の感情だった気もする。

 

「私も大人になったら彼氏とこんな風におしゃれなデートして、黄昏をビルの合間に探してみたり、今夜の月を何かに例えたり(歌詞引用)するんだろうなぁ」とドキドキしながら考えていたが、残念ながらそんなおしゃれデートとは無縁の人生を送ることになるとは、この時はまだ知る由もない。カフェではミントティーではなく無糖のカフェオレしか頼まないし、余韻でうっとりするような影のある女スパイの映画よりも、迫力満点の怪獣ドンパチ映画ばっかり見るし。この曲に出てくる女性と自分との共通点は、大きな口で笑うことくらいである。

 

そんな訳で、少女漫画などを一切読んでこなかった私はこの曲でまだ知り得ぬ胸の高鳴りを覚え、いっときCDプレーヤーのリピート再生機能で狂ったように聴き続けた。その手の作品に触れてこなかった私は、この曲と漫画シティーハンターで恋愛を学んだと言っても過言ではない。そりゃ26年間彼氏できんわ。この曲の男性は彼女のペースに振り回されて嬉しそうなこと以外のバックボーンがわからないし、冴羽獠みたいな男性はこの世にいない。

 

そう言えばアニメ、シティーハンターのEDであるTMネットワークの「Get wild」も同じ理由でめちゃくちゃ聴いている。子供のとき親が見ていた影響で、初恋は冴羽獠とウルトラセブン。だからおらんてそんな人間。そのくらいの年代の初恋は忍たま乱太郎の土井先生が相場やろ。そしてウルトラセブンに限っては人ですらない。


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お気に入りの曲にまつわる自己満足ブログ、楽しいのでまた書きたくなったら書こうっと。