【追記あり】【歯医者】自己満足の気遣い

そういや昨日でこのブログを始めてちょうど一年だった。一年前の記事を読み返してみると、今よりちゃんとまともなブログを書いてる気がする。過去の自分に負けてられねぇ!

 

そんな昨日は、私と息子の定期歯科検診の予定が入っていた。歯科医院は家から徒歩15分ほどのころにあるため、散歩がてら歩いて行こうかと思ったが、家を出た瞬間「寒いよぉ、ぶーぶー乗るよぉ」と息子が言い出し、私もその提案に完全同意し結局車で向かうことにした。29歳で免許取っててよかった。学生だらけの教習所で肩身狭い思いをしながら免許取ってよかった。こういうときにしみじみ感じる。

 

今通っている歯科医院は、先生がなんか偉そうで好きじゃないのだが(口の中診られるときに毎回ステンレス製の器具で「はい、開けて」って唇を叩いてくる。言われたら開けるわ、叩くな、しばくぞ)担当の歯科衛生士さん始め、他のスタッフの方がもれなく全員親切で丁寧で優しいので通っている。私の診察中、幼い息子を手が空いているスタッフの方が面倒を見てくれるのもありがたい。唇叩き先生さえ我慢すれば良い歯科医院なのである。しばくぞは言いすぎた。激おこぷんぷん丸出港させるぞ。

 

それはいいとして、検診中、衛生士さんに口の中を診てもらっていると、どうしても唇が乾燥して痛くなってくる。昨日みたいに寒くて乾燥した日は特に。そのうえ口を全開にして奥歯の歯石を取ってもらっているときなんか、唇がマックスに引っ張られてしまうので、今にも皮が切れてしまいそうになる。

衛生士さんの作業が一段落つく度に、椅子を起こしてもらってうがいを挟むのだが、私はその隙にポケットに忍ばせているリップクリームを塗りたくるようにしている。2001年のM-1グランプリで、出番前の楽屋にいたDonDokoDon平畠さんの如く、何周もリップクリームを塗りたくっている(誰がわかるねん)

 

色付きリップクリームや口紅を付けていると、衛生士さんの手袋を汚してしまって業務の邪魔になりかねないので、透明な物を選ぶようにしている。業務の邪魔になるというのは私の勝手な予想なので、実際はそんなに気にしないでいいのかもしれないが、美容院にとっくり(死語)を着て行かないのと同じような気遣いだと思っていただきたい。これをお読みの歯科衛生士さんがいたら、この気遣いは正解なのかどうか教えてください。

 

こうして衛生士さんに余計なストレスを与えず、自分の唇もちゃんと保護できたことに、私は毎回一人で満足感を得ている。今日もいい仕事したと思っている。完全なる自己満足。人生とはこういう自己満足の積み重ねなのである。

 

【追記】

この記事を読んでくれた歯科衛生士のお友達曰く、やはりリップやグロスを塗りたくってる患者さんを診るときに、手袋が汚れてしまい、何回も変えなくちゃいけなくなるらしく、透明のリップクリームだけにしてくれるとすごくありがたい!と教えてくれたので、私の気遣いは正しかったようです。女性の皆さん、歯医者に行くときはブリンブリンにリップメイクをするのは控えましょう。