【野生】見慣れない動物を見るとテンションが上がる

今日は朝から家の近くの公園に息子と行ってきた。ここには池があり、以前訪れたときにコウノトリを目撃しテンションが上がった場所である。遊具は滑り台とブランコしかないのだが、広いグランドと池の周りをぐるっと歩ける遊歩道がある。

 

公園に着くと何度か滑り台で遊んだ後、グランドでゴムボールを投げたり蹴ったりしたり、周りに生えてる雑草を愛でたりして過ごしていると、池の反対側を猛スピードで駆ける生物がいる。

犬にしてはなんだか細いし、猫にしては尻尾がふわふわ過ぎる。

…キツネだ!!なんか鳥を追いかけている!

 

溜池は多いけど住宅地だし、近くに山もないのに野生のキツネって意外に身近にいるんだな。そんなん北海道でしか見られない光景だと思っていた。

 

 

そういや引越し前に自治会長さんに挨拶に行ったときに「この辺コウノトリが飛んでくるんだよ」と言っていたので「見たことあります!めっちゃ大きくてテンション上がりました!!」と興奮気味に言おうとしたら「電柱にとまってフンするから、とまらないように自治会費で鳥よけのトゲトゲ付けてもらったのよ」と続いたので、下手なこと言わなくてよかったとつくづく思った。部外者からしたらレアで貴重な動物でも、実際あんなデカい鳥が毎日バサバサ家の敷地にやってきて、きっと体と比例するサイズのうんちを庭や外壁に落とされる当事者になったらたまったもんじゃないよな。

よく農作物を荒らす鹿や猪が駆除されてるのを見て可哀想だと思ってしまうが、自分が手間暇かけて大切に育てた商品や食料を台無しにされたら、そりゃ腹立つし、短気な私なら「この手で駆逐してやる!」って猟銃免許まで取りかねない。もちろん動物にはなんの罪もないし、共生共存できれば一番いいんだけど、被害を被る当事者となるとそんな綺麗事ばかりは言っていられないよなぁ。

 

あのキツネはこんな住宅地でどうやって生きているんだろうか。お腹を空かせた家族がいたりするんだろうか。時にはカラスとかと一緒に人間が出したゴミを漁ったりもするんだろうか。

童話「手袋を買いに」で、お母さんキツネが昔人間の住む村に行ったときに、人間に見つかって酷い目に遭ったため、自分の子供に「人間は恐ろしいものなのよ」と教えていたが、こんな街中に住む彼らも人間から怖い思いをさせられていないだろうか。どうか逞しく幸せに生きていてほしい。

彼らに対してなんの施しもしてないのに、勝手にそんなことを願っているだけの業の深い人間なのであった。

 

 

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