【宇宙人】未知との遭遇

子供の頃、UFOとか宇宙人とか未確認生命体とか、その手の類のテレビ番組や書籍が大好きでよく見ていた。母も好きだったようで、世界中で目撃されたUFOや宇宙人の画像や情報が載った本が家にあったので、ページが破れるくらい何度も読んだし、何故か小学校の図書館にあった矢追純一氏の著書は全て読破していた。

匿名リサーチ200Xとか、たけしのTVタックルでUFO関連特集の時はビデオに録画して何度も観たなぁ。

 

当時めちゃくちゃ衝撃的だった宇宙人解剖フィルムの映像が、お金儲けのために作られたフェイクフィルムだと、最近見たバラエティ番組で面白おかしく紹介されてるのをみて、あの頃のワクワク感が音を立てて崩れていったような気がした。「宇宙人ってあんな姿してるんだ!」ってドキドキしながら見ていたあの映像がまさか完全に作り物だったなんて…!あの頃のそういうオカルトコンテンツって所謂子供騙しのジュブナイルだったんだな、とちょっと切なくなったし、今の今まで割とガチめにあのチープな映像にロマンを感じていた自分のピュアさに驚いている。

 

そんな宇宙人大好きだった子供時代のある日、宇宙人について毎日調べすぎるあまり、奇妙な出来事が起きた。

当時我が家は団地の4階に住んでいて、弟と同じ部屋で、私は2段ベッドの下で寝ていたのだが、その日寝ているときに、部屋の中に誰かいる気配がして目が覚めた。というか、意識は起きてる状態なんだけど、身体全体がうっすら痺れていて、全く動かせない。まぶたも開けられないので、人の気配は感じるが、それを見ることができない状態だった。

すると、まぶたを閉じた状態で、懐中電灯で私の顔の上を右へ左へ照らされているような光が見える。まるで私が動かなくなっているか、顔を照らして確認しているかのように思えた。

次の瞬間、頭の中に、地球上の雄大な自然や野生動物、世界中のいろんな場所の映像が頭の中にスライドショーのように次々浮かんできた。昔流行ったEARTHって映画をすごく短くハイライトにしたような感じ。

 

そのまま意識を失い、気付けば朝になっていた。身体はどこも痺れていないし、普通に目も開いた。

ふとベランダに目をやると、昨日まで何もなってなかったはずのガラスにピーっと筋のように縦に長い亀裂が入っていた。割れて破片が飛び散っている訳ではなく、ただただ長いヒビが入っていただけである。一体どうやったらガラスを割らずにこんな一本筋みたいな亀裂だけ入れられるのか。

すぐにガラスのことを母に報告すると、なんでこんなことするの!と怒られた。もちろん自分でやった覚えはないが、昨日の出来事を母話したところで「あんたが毎日そんなんばっかり見てるからそんな夢を見たんでしょ」って言われて終わりそうだし、だからと言って間に受けられてもそれはそれで怖いし、とりあえず謝った。

 

今でも時々テレビでUFOの特集をやってるとこのことを思い出す。あれはただの夢だったんだろうか。

 

 

 

☆やコメントをくださる方々、いつもありがとうございます!毎日励みになっています。

はてなブログランキングに参加しています。はてな会員じゃなくても反映されるので☆の代わりに押してもらえると明日も頑張れます。