【日記】美容院難民からの卒業

今住んでる町に引っ越ししてきてから、ずっと美容院難民である。

以前住んでいた神戸では、美容師さんが一人でやってるサロンにずっと通っていて、値段もそんなに高くなく、美容師さんとも仲良くなって、まあまあ無茶なお願い(黒染め残ってるのにカラー入れたいとか)も聞いてもらったりしていたのだが、この町ではなかなかそういう美容院に出会えなかった。

子供がいる手前、さっと行って帰れるように、家から一番近い規模が大きめの美容院に行っていたが、せっかく打ち解けた美容師さんが他の店舗に異動になるということが2回も続いた。

 

私は身の程を弁えず、本田翼ちゃんとかの写真を見せて「こんな風にしてください」ってオーダーする人間なので、なるべく気心知れた人に切ってもらいたいのだ。美容師さんもプロだからいちいち何も思わないと思うが、やっぱり新規で担当してもらう人に美女の写真を見せてオーダーするのが緊張するのだ。美容師さんが若い今風の子や気の強そうな女性だと「お前如きが…」とか思われてるのでは、なんて要らぬ被害妄想をして勝手にストレスを抱えてしまう。

 

とは言え最後に散髪してから半年以上も経っているので、そろそろ切りたい。夏に向けてスッキリショートカットにしたい。

そう思いながらホットペッパービューティーを眺めていると、家から自転車で5分くらいの場所に女性の美容師さんが一人でやってるサロンを発見した。写真を見たところ、美容師さんは優しそうで柔らかい雰囲気。そしてなんとカットのみなら1600円!初回は1400円の太っ腹価格!

 

即予約して、今日自転車を飛ばして行ってきた。夕方からしか空いていなかったので、カットのみで。帰宅後すぐにお風呂に入るからシャンプーは省いた。さよなら女子力。

 

こんな単価の低い客にも美容師さんはにこやかに迎え入れてくれた。ホットペッパーの写真通りの優しい美容師さんだった。安心して美女の写真を見せてオーダーすることができた。

 

カットしてもらっている間はひたすら育児の話で盛り上がった。美容師さんも小学生のお子さんがいるらしく、私の話にたくさん共感してくれて嬉しかった。

話が盛り上がりすぎたからか、美容師さんもどんどんハサミがノッてきて思ったより短くなったが、これはこれで宝塚の男役みたいでカッコいいと思うことにした。それかセーラーウラヌス。自分で思う分には身の程を弁えないことにしている。

 

「カットだけですみません」と帰りに謝ったら「え!全然気にすることないですよ!お話するの楽しかったし是非また来てくださいね〜!」と明るく見送ってくれて、申し訳なくも嬉しかった。絶対ここに通おう。

 

あちこちに毛がついたまま、また自転車で家まで帰る。さよなら女子力。

いつもだいたいカラーしたりブリーチしたりしてたから、絶対シャンプーしてもらってたけど、遅い時間で家まで直帰するなら、カットのみでもいいな。なんせ安い。浮いたお金はオルカン投資信託にでもぶっ込んでおけば今後いいことあるはず。

 

帰宅後シャワーを浴びてドライヤー掛けたら、爆速で乾いた。ショートはいいな。夫も「なんだか若返った」って言ってくれたし、これからはショートでいこうかな。

目指せ吉瀬美智子さん!(身の程は弁えない)