【育児】いつだって子供に向き合うエジソンの母は偉い人

以前「自由研究55」という、小中学生が自由研究に取り組む為の題材選びや、研究に取り組むメソッドを教えてくれるEテレの番組がやっていた。

同じくEテレピタゴラスイッチやテキシコーを監修してるユーフラテスの番組だったので、ピタゴラテキシコフリークの息子は、自由研究とまだ縁もゆかりもない年齢だが、録画していたものを何回も繰り返し真剣に見ている。

 

お風呂にバスボムを入れたとき、透明なフィルムが付いたまま入れると内容物が小さくなったように見えるので、家の中のあらゆる物を透明なラップで包んで水の中に入れ、どんなものでも小さく見えるのか検証したり、お菓子のラムネを食べると口の中が冷たく感じるのは、ただそう感じているだけなのか、実際口の中の温度が下がっているのか確かめる為に、ラムネを砕いて水に溶かし、水温を計測してみる、とか、暮らしの中に潜む小さな疑問を自由研究として追求するプロセスを丁寧に解説してくれているので、自由研究とは縁遠い大人の私が見ても面白い。子供も疑問に思ったことは自分なりに実践して追求するので、この番組が刺さっているのもわかる。

 

最近牛乳を飲むのが好きな息子は、コップに注がれた牛乳を全部飲み干す前に、机や床の上に撒き散らし、その模様を観察していたり、指でなぞって広げて遊んでいたりする。

それからゆるくなってるベビーゲートをこじ開けキッチンに忍び込み、塩コショウなど粉系の調味料を片っ端から床にぶち撒け、それが舞う様子や、手触りや匂いを確かめていたこともあった。

 

きっと自由研究55のように「これをこうしたらどうなるんだろう。あ、こんなふうになるのか。なるほどなるほど、面白いなぁ」と検証しているんだろう。なんて研究熱心なんだ。トーマス・エジソンかな?

…なんて寛大な心を持つことはできず(もちろんちゃんと見てなかった私が悪いのだが)それを見た瞬間私は火山が大噴火(お空に響けピリカピリララ)しご近所さんに聞こえるのも忘れて、鬼のようにブチ切れてしまい自己嫌悪に陥る。そう、子供は何も悪くない…そうなる環境を作ってしまった私が悪いんだし、子供も親を困らせてやろうと思ってやってるわけじゃない(はず)。

 

食べ物は粗末にしないで欲しい。片付ける私の身にもなって欲しい。だがこのせっかく芽生えている子供の探究心を摘んではいけない…まだ言ってわかる歳じゃないだけに子育てのジレンマがのしかかる。

さっき名前を出したエジソンは、子供のときに「火ってどうやって燃えるんだろう?」って家の納屋に火を点けて全焼させてるし、学校でもそんな感じで問題行動起こしまくるから、教師から「この子は頭がおかしい」と言われたそうだ。それを聞いたエジソンの母は「もう学校には行かないでいい。勉強は家でもできる」と学校を辞めさせ、自らエジソンに勉強を教え、エジソンの持つ疑問には自分も辞書を引いたり一緒に実験をしたりして、絶対に答えていたそうだ。凄すぎる。エジソンが凄いのは勿論だけど、我が子の才能を信じて、誰に何を言われようが、その我が子に納屋を丸焼きにされようが、そこにとことん向き合って付き合ってあげるなんて、器が太陽系ぐらいデカい母ちゃんじゃないとできないぞ。これぞゴッド・マザー。

 

私もエジソンのお母さんの爪の垢を煎じて点滴してもらいたいレベルだ。日々牛乳や塩コショウ巻き散らかされてブチギレてる場合ではない。あっちは納屋燃やされてんだ。それに比べたら些細なことじゃないか。

 

ここんところ散々ブチギレ続けてしまったが、少しでもエジソンのお母さんになったつもりで息子に接していこうと心から思う…!が、がんばる…!!