【育児】二歳最後の日

今日は息子の2歳最後の日である。

思い返せば3年前の今日、予定日よりも2週間以上も早く、朝起きたと同時におしるしが来て「今日がこの子の誕生日か」と思ったけど、全然出てきてくれなくて、長引く陣痛に悶え苦しみ続けて日付が変わった頃にようやく生まれてきてくれた。第一印象は髪の毛がフサフサでめちゃくちゃかわいい声で泣く赤ちゃんという感じだった。この子が今まで私のお腹の中にいたのか。

11月13日。それまで特に意識することもなかった普通の一日が、特別な日に変わった瞬間だった。(後で推しグループA.B.C-Zの戸塚くんとキムタクと同じ誕生日と知ってちょっと嬉しかった。あとウーピー・ゴールドバーグ)

 

2歳になったばかりの頃は、全然喋言葉が出ず少し心配もしたのだが、今はそんな過去があったことすら思い出せないくらい、いろんな言葉を喋るようになった。

突然「アストンマーティン」とか「シボレーコルベット」とか言い出して、なんのこっちゃ?って思ってたら、図鑑に載ってたスポーツカーの名前を覚えていたり、CMで流れていたのを覚えていたらしく、車で高速道路を走っていると見える「プレサンスコーポレーション」を指差して読んでいたり。

パンの袋を縛っておくプラスチックのアレを「これなに?」と聞いてきたので「バッククロージャーだよ」と昔トリビアの泉で学んだ無駄知識を伝えたら、その日からアレを見付ける度に「バッククロージャー!」と興奮しながら叫ぶようになったり、親の意図せぬ単語を言うようになっていて面白い。知らなくても全く生活に支障がない単語の吸収率だけは異様に高いのなんでだろ~。

 

成長と同時にどんどん自我も芽生えてきて、俗に言うイヤイヤ期に子供がとる行動を、例に漏れずコンプリートしていくので大変でもある。ただ、何故か「イヤ!」ではなく「イヤにゃん!」と言うので、こちらの怒りも少しマイルドになっているのは、今のところ助かっている。

 

「男の子は甘えん坊」だと聞いたことがある。男の子しか育てたことないので女の子の様子を知らないし、個人差はあるのだろうが、息子もそのようで「ちゃーちゃん、ちゃーちゃん」と家の中では毎日カルガモの雛のように私くっついてくる。

「ちゃーちゃん、いっしょにねんね」「ちゃーちゃん、おんぶしゅんの(するの)」「ちゃーちゃん、だっこ」と、遊びに集中してるとき以外は、基本的にくっついていたいらしい。これまでの人生でここまで人に必要とされたことなどなかったので、嬉しくて時間と体力の許す限り応えるようにはしている。

これも幼い今だけの短いボーナスタイム。近い将来なくなってしまうのが寂しいけど、それも成長した証として受け入れたい。

 

なのに一歩外に出ると、私を置いてピューッと走り出してしまうのはなんでだろ~?さっきまでの私への執着どこ行った?

 

2歳最後の日である今日は明日食べるケーキを作る材料を揃えに買い物へ行って、家族へ海に行って遊歩道をお散歩してきた。ついこないだまで半袖で過ごせそうなくらい暖かかったのが嘘のように寒かったが、息子は薄着で元気に走り回っていた。上着を着せようとするも「イヤにゃん!」と逃げられた。やはり子供は風の子、強いわぁ。


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(それっぽい写真を載せているが、今日の写真ではない)

 

日々目まぐるしく成長する息子の言動に、こちらはつい喜怒哀楽が激しくなってしまい、親として反省することも多い。でもその姿を一番近くで見守ることができるのは、何物にも代えられない人生の財産だと、息子を見ていてしみじみ思う。大好きな息子よ、これからも健やかであれ。