最近行っていなかった公園に久しぶりに息子と遊びに行くと、いつもそこで会う同じ年代の息子のお友達親子がいて、数週間ぶりに一緒に遊ばせてもらった。
お友達は「一緒にかくれんぼしよう!」と息子を誘ってくれるので、最初はそれに参加するものの、すぐに自分の気になったものに夢中になってしまい、お友達のことを忘れてマイワールドに入ってしまう息子。
今日もかくれんぼや鬼ごっこから早々に離脱し、落ちている木の枝をかき集め「おうちを作るの」「ここに線路も作るの」「工事するの、トントントン…」と一人で土木工事を始めだす。
他のお子さん達は、お母さんたちと一緒になってかくれんぼをしている。楽しそうだ。いいな…私たちも混ざりたい…
いや、ここで「ほら!みんなで楽しそうだよ!一緒にかくれんぼしよう!」などと言って息子が夢中になっていることから引き剝がすのは親のエゴだ。大事なのは子供の主体性ってモンテッソーリ教育の本にも書いてあったような気がするし。
彼は今、頭の中にある自分だけのシティを、その辺に落ちている小枝だけでここに創り上げようとしている。素敵じゃないか。親として誰よりもそれを理解し、協力し、見守ってあげることに全力を注ごう。
「ここは水道。蛇口作った」どうやらインフラも整ってきたらしい。
「できた!やったー!まちできた!僕のまち!」
端から見れば地面に枝を並べたり突き刺したりしただけの光景でも、彼の中では立派なシティなのだ。ここは全力で乗っかるべし!!
「ほんまや!街つくったんすごいな!この線路はどんな電車が走ってるん?」
「滑り台すべる~」
私の質問をよそに、今度は滑り台へ走り出してしまった。
これでいいのだ。きっと彼の中では街を作ったことなど既に過去のこと。子供は常に今を生きている。いや、たぶん今しか見えていない。一番フレッシュなことにその時その時全集中してるんだわ。
親は毎日毎日それに振り回されているが、それも今しか味わえない幸せな時間なんだろうな。これからもどんどん振り回されよう。いつか振り落とされてしまわないように、どんな時もどっしりずっしり構えておける親になれるよう、私も日々精進しなければ。
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