【料理】少しのミンチで特大ハンバーグを作る

最近自分の新たな能力に気付いた。

たった150gほどのひき肉で、家族三人でお腹いっぱいになって余るほどのハンバーグを作ることができる能力だ。

もちろん節約目的でもあるし、家族にたくさん野菜を食べてもらいたいというオカン心がそうさせているのだが、これはもしかしたら自分の中の長所じゃないかと胸を張って言える域に達してきたかもしれない。履歴書の特技の欄に「極少ミンチで特大ハンバーグ生成」と書きたい。

 

普通のハンバーグにも、ひき肉の他に牛乳に浸したパンや玉ねぎなんかを入れていたりするが、私は冷蔵庫にあるハンバーグに入れてもそんなに主張しなさそうな野菜たちを微塵切りにしてこれでもかと入れる。

玉ねぎはもちろん、にんじん、ピーマン、長ネギ、オクラ、にんにく、キャベツなど…。水分量の多い野菜は(玉ねぎはレンジで一分加熱し、キャベツは細かく切って塩もみし)水気を絞ってタネに入れる。

 

あと絶対にいれるのが、微塵切りにしたえのき。きのこ系は旨味が出るのでひき肉と相性抜群なのだが、中でも細かく切ったえのきは、ひき肉と馴染みすぎてもはや肉である。あれはきのこの顔をした肉である。そんなほぼ肉であるえのきを、ひき肉と同等くらいの量入れる。

この時点で、ボールの中は野菜まみれになっており、一体何の料理を作っていたか失念しかけそうになるが、ここで意識を失ってはいけない。私はハンバーグを作っている。

 

とはいえ、ひき肉の量が少ないとタネがまとまらず焼いている途中にポロポロと崩壊してしまうので、ここで私が入れるのがオートミールである。食パン等でもいいのだが、より糖質が低く栄養価の高いオートミールを入れることで、ヘルシーさを演出しているつもりだ。オートミールは野菜から出る余分な水分を吸ってくれるうえにひき肉と混ざると粘り気がでるため、つなぎとしてもいい仕事をしてくれる。オートミール、有能選手。

 

味付けは、塩コショウやナツメグなど、家にある調味料を良い塩梅で入れる。昨日は賞味期限が迫っているホアジャオの粉も入れてみた。

そのまま粘り気が出るまでコネコネし、丸めて形を整える。フライパンなり鍋なりで軽く両面を焼く。

 

そのまま焼いて食べても美味しいのだが、更に量を増したい私はトマト煮込みにする。軽く焼いたハンバーグがいる鍋に、トマト缶半分に水を適量(400ccくらい?)を入れ、コンソメキューブ2個、ウスターソース(切らしていたのでとんかつソースで代用)、砂糖、みりんをいい塩梅で入れ(私のレシピに匙は存在しない)そのまま15分ほど煮込む。

更に更にカサを増したい私はこのスープ(?)の中にくし切りにした玉ねぎとしめじを足して煮た。

 

15分ほど煮たら、最後にピザ用チーズをふりかけて、蓋をしてまた少し煮る。チーズが溶けたら「極小ミンチとほぼ野菜の煮込みハンバーグ」の完成である。

 

毎度のことながら料理の写真はない。完成したら熱々のうちにすぐに食べたいからだ。この食いしん坊さがほんとブログやインスタに向いてない。

 

野菜があまり好きでない肉大好きマンな夫と息子も「美味しい!」とモリモリ食べてくれた。彼らはこのハンバーグにほぼ肉が入っていないことに気付いていない。

家族三人(息子は二歳だが、大人と同じくらい食べる)でお腹いっぱいになるほど食べたが、1/4ほど余ってしまい、残りは翌日の夫のお弁当と、私と息子の昼食となった。

 

そして、この料理のもう一つのメリットが今朝判明した。食べた日の翌日のお通じが凄まじくよくなる。今日3回も出た(報告すな)。恐るべし野菜のパワー。